兄は二人いるが・・・
私は4人兄妹の末っ子である。
姉、兄、兄、私である。
一番上の姉と2番目の兄は障害者だ。
健常者として生まれたのは、一番上の兄と私であった。
私は障害者の兄をた~坊と呼んでいた。
タ~坊とは小さいころ一緒によく遊んだ。
小さいころ、母の日にプレゼントをあげようと
二人で少ない小遣いを出し合って、おしゃれな化粧品屋さんの
雑貨にすることに決め、私が買いにいった。
少なすぎて、しょうもないものしか買えなくて
ガッカリしてどうしようかと悩んだが、
店のおばちゃんが、「おかあちゃんなら
どんなものでも嬉しいと思うよ」と言ってくれたので
小遣いで精一杯買えるおしろいのコンパクトにした。
本当にしょうもないもので悲しかったが、
タ~坊と二人で手紙を書いて、夕方に一緒に渡した。
すると、母親は怒り出し「こんなしょうもないもん!
こんなんに小遣い使うんやったら、もうやれへんからな!
こんなもん、今から店に行って返してこい!」
と怒鳴られ、私は暗くなった道をとぼとぼと
返しに店に行った。
店の人は「そんなことないと思うよ。おかあちゃんやったら
ちゃんと説明したら、わかってくれるわ!」と言って返品に応じてくれなかった。
私は分かってくれるような母親やったら、
最初から返してこいなんていわない・・・と
また帰ったら怒られると思いながら重い足どりで帰宅した。
案の定、「子供やとおもてバカにして!
明日返しに行くから、あんたもついといで!」
と言ってあくる日返品に行った。
手紙は帰ってすぐに破いて捨てた。
母親は店の人に、苦労話をさんざん聞いてもらって
「きっとあの娘さんやったら、親孝行してくれはると
思いますよ」と宥められて結局返品せずに帰ってきた。
それからその店には足しげく通い、買いもしないのに
1~2時間くらい居座って、機嫌よくウソの苦労話を
話すようになった。
ある時私に「あんた大きなったら、初任給で
おかあちゃんにダイヤモンドの指輪買ってくれるか?」
と下品な笑い顔で言い出した。
「しやけどあんたはどうせ甲斐性なしやから
何か月分も貯めなあかんやろな!
それでもちゃんとこうてくれるか?」とかいう。
子供が働きに行くようになったらダイヤモンドを
買わせようという根性に店の人は母親の本性が
見て取れたことだろう。
子供のしょうもない母の日のプレゼントなど以ての外!
どうせくれるならダイヤモンドや!・・・というところか?
「あんたたちの気持ちのこもった贈り物は、おかあちゃんにとっては
ダイヤモンドより光ってて、高価でうれしいで!」
そんなこの世離れしたことばを言う母親って
世の中にはいないのだろうか?
私は子供を産んだことがないのでわからない。
私も子供が選んだしょもないプレゼントを
くだらないと言って怒るのだろうか?
私は大きくなって派遣社員だった時、
一度派遣会社の担当者が、粗品のプレゼントを
持ってわざわざ派遣先まで持ってきてくださったことがある。
「ありがとうございます」と丁寧に受け取った時、
担当者が「こんなしょうもないもんでいいですか?」
と言うので、「わざわざ持ってきてくださるお気持ちが
うれしいです」とニコッとして答え両手で受け取ったことがある。
自分の子供の気持ちならもっと嬉しいのではないだろうか?
しかし子供となったら、アイツのようになるのだろうか?
話を戻すが、タ~坊とはそんな侘しい気持ちを
二人で分け合った仲だった。
一方健常の兄は、自分の思う通りに生きていた。
エホバの証人だったので、結婚しても親を気遣うという
名目で一か月に一度実家に帰って来て、
どっさりお中元やお歳暮、そして小遣いを10万以上?
親からもらって帰っていた。
親たちはお嫁さんという他人が入ることで
いい顔をしたいのである。
私は母親を旅行に行かせるため、兄と姉の介護を引き受け
ていたが、私が実家から遠方に出ていた時も、仕事を休みわざわざ帰らされ、
交通費と言って1万円をほらっと言って投げつけられていた。
家の近くにいた時は「いらんな!」
と言って一銭もくれなかった。
私はわざわざ仕事を調整して面倒みていたのだが、
上の兄の待遇とはえらい違いである。
そんな兄とは音信普通で私が信仰を捨てたこともあり
疎遠になっている。
健常の兄は両親とそっくりで、人間性の欠片もない。
財産も独り占めしようとしていた。
母親と同居してくれていた負い目で、私は遺産分配の
法律を知っていたが、何も言わなかった。
好き勝手に使い果たし、母の死後、現金がなくなった時点で
家も土地も売り払うというので、私は初めて相続権を主張した。
かなり心外だったようで、300万円も負けさせられたが、
すぐに買いたい人が見つかったので、ずるずる売り渋って
値段を下げないといけなくなるよりいいので、
すぐに売るように進言して彼らは遠い北国に引っ込んだ。
あれからもうどれだけ経つだろうか?
あの兄が私に財産を取られた恨みが来ていると
天界の兄が伝えてくれた。
ミハエルがあの兄の精神を使えるので、
私たちを苦しめる材料になるので使っているようだ。
あの兄が死んでいるのか生きているのか
霊の人たちは見えないというのだ。
しかし夫に凄い頭痛と体の痛みがまた襲うようになり
いつもとは違う攻撃の仕方に何があったのだろうと
いぶかっていたのだが、あの兄から来ているという。
母親も死んでからも、生きている時もそうだが、
呪いの本をどこからか手に入れて、私を思い通りに
するための呪いをかけていたような人なので、
似たようなことをしているのかもしれない。
あの人種は自分のことしか考えないので、
私たちが平穏に暮らしていると思い込んで
恨みに思っているのだろう。
本来なら財産もすべて自分のものにできたはずなのにと
怒っているらしい。
私の家族は兄と姉を除いて、恐ろしい連中ばかりだった。
姉も私を妬んで恨んでいたが、あんな母親にひどい目に
あわされていたので、私を恨みたくなるのも分かる気がして
地獄に落ちていたのを私が回向をして今は天界に上がり
タ~坊たちと生きがいと静かな安らぎの世界で暮らしている。
今は私に悪かったと涙を流して悔やんでおり、応援してくれているという。
しかし二人の兄の対照的なこと!
鬼以下のけだものと、二手に分かれる不思議な家族だ。
いや家族と呼べるのは、タ~坊だけだったかもしれない。
随分長くなってしまった。愚痴ばかりの毒吐き文章は
読むのが大変だっただろう。
最後までありがとう!
