夫が辛さを肩代わり

 

昨夜は無事に修行に連れて行って貰えた。

その後は物凄くしんどいはずなのだが、

夫が私のしんどさも引き受け、酷い疲労を

背負ってくれていた。

 

朝の5時に私が目を覚ましトイレに行き、

スヤスヤ眠っているように見える夫を

起こした。

 

この時の夫は、嫌な夢の世界で引きずりまわされる

夢を見ていることが多いので、いつも起こすようにしている。

その時もそうだったようだ。

 

起こした後、夫はリビングで疲れとしんどさを

テーブルに突っ伏して癒したかったそうだが、

それもできずのままだったらしい。

 

私は二度寝をしていた。

そして私の母親と夫の父親の呪詛が

力を増して夫に迫ってきていた。

私にくると苛立ち、気分が滅入るのだが、

夫がそれも引き受けてくれるようになった。

 

私の精神を守るためなのだろう。

そして義父の呪詛は夫の右のくるぶしの

異常な痛さになって現れる。

 

本当にお互いに大変な親を持ったものだ。

お陰で私は、かなりマシな日を送れた。

夜は睡魔と体の揺れや苛立ちが襲ってきたが、

私がそれに襲われると、夫は連鎖反応のように

体がひどく傷みだすのだ。

 

本当に私は夫から多大な保護を得ているのだ。

それがわかる一日だった。

 

フラッシュバックして過去を思い出して

夫への不快感に苛まれるなんて、何という

未熟な精神だろう。

 

すぐ忘れないように肝に銘じないといけない。

私はすぐに忘れてしまうのだ。

これもミハエルが関係しているらしいが

それに負けてはいけない。

 

愛猫たちや神霊獣たちも、私を支えてくれている。

目に見えない所からの攻撃で、私は見えない世界が

まだ見えていないので、その有難みに欠けているのだ。

 

すべて背負ってくれている夫は身体は障碍者かもしれないが

立派な夫として、健常者以上の保護を与えてくれている。

それも自ら買って出て、そうしてくれているのだ。

 

それを忘れると、呪詛を送ってくる他界しているのに

嫌な母親と同レベルになる。

あの人は本当に普通じゃない人だった。

感謝のかけらもない、傲慢の塊で自分が世界一だった。

ただの常識のないアホだっただけなのに!

 

修行を重ねて、神霊獣たちと夫と私で強い力を持ち

来月にくる魔界の生き物ブラックタイガーに立ち向かわねば・・・

ブラックタイガーなんて実在していないと思う。

海老じゃないのだ!

魔界からくる猛獣なのだ。

 

夫も神霊獣たちもミカ様も誰も傷つけたくはない!

絶対に!

すぐ忘れるアホにはならないように気を付けよう。