まだまだ抜け出せないドラマ 応答せよ1988
YouTubeに上がっている公式動画のコメント欄を見ていると、「어남류」という単語をよく見かけます。
調べてみると、これは韓国放送当時に生まれた単語で、
어차피 남편은 류준열
(おちゃぴ なんぴょぬん りゅじゅんよる)
どうせ 旦那は リュ・ジュンヨル
という意味で、
それぞれの頭文字を取って「オナムリュ」
これに対抗するようにテク派は
어차피 남편은 택이
(おちゃぴ なんぴょぬん てぎ)
どうせ 旦那は テク
として「オナムテク」と言っていたそうです。
なんというパワーワード(笑)
応答せよシリーズの共通項として、女主人公はいったい誰と結婚するのか?という「夫探し」が楽しいわけですが、今シリーズはその意見がきっぱり二分していたとのこと。
ポータルサイトのネイバーでは「「今週放映終了「応答せよ1988」オナムリュvsオナムテク」投票」が9万人以上が参加して行われ、最後の最後まで争っていたそうです。
(こういうの韓国の人たち好きよね(笑))
ちなみに18話(ジョンパルの告白)終了後にも関わらず、
オナムリュ派が57.8%
オナムテク派が42.2%
でオナムリュの方が多いという結果に!
結果ドクソンの旦那はテクだったわけですが、
こんな年表まで作られて、あの時の関係はこうだった、もしかして途中でシナリオが変わったんじゃないか?なんて、最後の最後まで激しい戦いが繰り広げられたようです。
私も俄然「オナムリュ」派だったわけですが、それはもちろんジョンファンのキャラクターが好きだったからというのと、結婚した後の夫の言動がすごくジョンファンぽかったし、
これまでの応答せよシリーズでも他の恋愛ドラマでも、いがみ合ってた二人がどんどん惹かれ合って・・・という流れがあって、個人的にそういうストーリーが好きだから期待していたところがありました。
実際に韓国でも、現代の夫がジョンファンぽい&ジョンファンとドクソンのラブラインがメインで描かれていた点などから、「夫はジョンファンだ!」との声が多かったみたいです。
途中である国会議員が「ジョンファンの結婚式シーンの撮影を見た」というスポをしてめちゃくちゃ叩かれたそうですが、結局その結婚式のシーンは流れなかったため、スポや世間からの予想に反した結果にするため、途中で脚本が変わった説まで出ていました。
俳優たちも最終回直前までどっちが夫なのか知らされていなかったそうなので、最後まで脚本が固まらないまま走ってたのかな~という気もするし、そもそも夫婦でインタビューを受けるっていうシチュエーションが夫がジョンファンだったらおかしい気もするから、最初からテクに決まってたのかな~と思ってみたり。。
(テクだったら有名棋士だからインタビューされてもおかしくないけど、ジョンファンは一般人だから・・・でも優秀なパイロットとしてインタビュー受けたとか・・・ありえる・・・??)
まあ、真相はわからないので、ただただ妄想を繰り返す今日この頃です。
一つだけ!オナムリュの亡霊から言わせてもらうなら、
ジョンファンへのドクソンの気持ちをはっきりさせてほしかった!!!
あんな熱烈に告白したのにドクソンは微笑むだけで、せめて「ありがとう」なり「もっと早く言ってほしかった」なり「私はテクが好きなの」なり言ってくれれば、ジョンファン(と私たち)の気持ちにもケジメがついたのに・・・
それから(まだある)
テクとドクソンが付き合った後の物語をもっと描いてほしかった!!
二人が付き合い始めた後、「私たちは普通のカップルのように過ごして、2年後に結婚した」ってさくさくっとナレーションベースで終わらせるもんだから、「もしかして本当はジョンファンだったのに急に変えて、時間がないからサクッと終わらせてるんじゃないの?」って思っちゃったわけです。ここでテクとドクソンの関係に深みが出て、お似合いだな~って思えたなら、もっとすんなり結末を受け入れられた気がします。
加えて(ほんとに最後)
ジョンファンが幸せになっている情報がほしかった!!
あの告白以降、ドクソンとの絡みはないし、出番も減りましたよね。最後にソヌはドクソン姉と結婚して幸せ、ジョンファンのお兄ちゃんは料理家として有名になったって話があったけど、ジョンファン情報はゼロなんですよね。サブ主人公として重要な役割を担ってきたのになぜ!!せめて他の誰かと結婚していいパパになってるとか、仕事に邁進して偉くなってるとか、そういう情報を提供してほしかったです・・・そしたらこんなにたくさんのオナムリュ亡霊は生まれなかったと思います・・・みんな安心して成仏できないのよ・・・
(ジョンファナ・・・元気にしてるかい・・・)
とにもかくにも!
こんな論争を呼ぶドラマはなかなか珍しいけど、その分存分に楽しませてもらいました。
ちなみに、「オナムリュ」という言葉は2016年の流行語第2位になったそうで(笑)、このドラマが相当なブームになっていたんでしょうね。
出演していた俳優さんたちも一躍人気者になって、たくさんの作品に出ているので、引き続きチェックしてみたいと思います~^^