「函館のジジ・ババです」と、折に触れてメールを下さるご夫妻。
2008年(かな?)の客船 飛鳥IIの世界一周で母がご一緒させていただきまして。
途中1週間ほどリスボンからエジンバラまで途中乗船した私のことも、
とても気にかけてくださっている。
突然の母の訃報に驚かれ、
心が籠もった弔電をいただきました。
それから2か月ほどたった頃、宅急便でダンボール箱が届きました。
お礼のお電話をすると、
「ちゃんと食べなくちゃダメよ。お母様には、貴方が元気にしていらっしゃることが一番なんだから」
と。
奥様と、電話口で嗚咽するように泣いてしまいました。
段ボール箱の中は、北海道の幸が満載。
新米のゆめぴりかからジャガイモ、キャベツまで。
キャベツは、芯の部分をくり抜いて、湿らせたキッチンペーパーが詰められていました。
少しでも新鮮さを失わないようにとの心遣い。
心温まる 函館の母からの贈り物、早速 下準備。
胡瓜と人参は、母から受け継いだ糠床に
キャベツは、ロールキャベツに。
「新幹線が北海道まで通ったら、是非 遊びにいらしてね」とおっしゃっていただきました。
以前、ダンナちゃんと私が にっぽん丸で函館に寄港した時には、
「歓迎!」の横断幕を港に張ってお迎えくださいました。
しっかり者で、どちらかと言うと主導権を握ってらっしゃる奥様と
その後ろを一歩下がって、ニコニコ笑顔でついていらっしゃるご主人。
そんなお二人の関係が、我が家とかぶる(?!)ところもあり
20年後くらいに、私たちも こんなご夫婦になりたいなと思っています。
それにしても、こんな遠いところからも、気遣ってくださる皆様がいるというのは
なんとも幸せ者です。