【伊豆修善寺】父が元気な頃から通う我が家の名店 | チャクモールってなに?

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食う 寝る 遊ぶ のまったりな日々。 

平日 禁酒を努力目標とし、週末に「固め飲み」。 
果たして、それが体を気遣っていると言えるのかどうか..... 

酔った勢いでコンビニで歌って踊り、そしてときには泥酔。


父が亡くなって14年になりますが。

その父が元気な頃から、

伊豆に行く度にお昼ご飯に立ち寄るのを楽しみにしていたお店がありまして。







沼津で東名高速を降りてから、延々と下田を目指す訳ですが。

その途中、修善寺を通り過ぎたあたりの狩野川沿いにあるこちら。







正直 地味で古めかしい昭和感モリモリな店構えですが。

父と母と私、一体ダレのハートがガッツリつかまれてしまったのか。

ある日 一度立ち寄ったからは、もう虜です。







恐らく、その頃からは店主さんが3回程変わっているはず。

最初のお父さんが大好きでして。







全員で鮎の塩焼きを頼んで、さぁ食べようと思っていると

お父さんが少しは慣れたところから見守っています。







私達は3人揃って黙々と鮎の身をほぐして、尾を取り外し、頭側から中骨を取り除き、

ぱくりと身にかぶりつくと







「なんだ、玄人か」とお父さん。

どんな鮎の食べ方をするか、見張っていたらしい。

で、恐らく気に入らないと、指南するんでしょうね。






そこから,顔を覚えていただいて。

伊豆方面に出かけるたび、お父さんに会いにと鮎を食べにと伺いました。

こちら、釣宿なので天然ものなんですよ。







だから、この季節は1匹が小さめ。

だから、塩焼き定食だと3匹ついてきます。

大きさによって、2匹のこともあります。







父と前後して、このお父さんも亡くなり。

母と二人で伺った時には、お店のおかあさんとともに涙を流したりしました。

そのご夫婦から店主さんは変わりましたが。







鮎の美味しさは変わらず。

小鉢は、たっぷりの筍煮。



父と母は、こちらの椎茸丼が好きでして。

これと鮎の塩焼き1匹。



今回、ダンナちゃんは初訪問。

甘露煮定食はダンナちゃんのチョイスです。


初めてお目にかかった甘露煮ですが、骨も頭も丸ごと食べられるやわらかさ。

甘辛味付けが、猛烈にご飯が進みます。