新橋演舞場の花形歌舞伎。仮名手本忠臣蔵の通し、後半の件。
おめかししてお出かけして参りました。

白の半襟の出方、左右のバランスが悪くて「減点」にゃ。
高校の頃に父に買ってもらった大島紬に、母のお古の絞りの帯。
この日は、結構冷え込んでいたので、冬物のお着物で十分。
夜の部のお芝居がはねてから、お食事。
幕間にお弁当を食べるの気ぜわしいのでね、終わるまで空腹を我慢、
最後の幕じゃ、お腹空いちゃってお腹空いちゃって。
本当は、時間も夜の9時頃だったので、渋谷まで戻ってからご飯にするつもりが、空腹で倒れそうだったので、東銀座あたりの目についた居酒屋さんに突入。
個室メインのフロア、カウンターも2人席ごとに衝立てで区切られてます。
ん~、若いラブラブカップルにゃ、うれしくて仕方ないだろうけど、私は飲食店では人間観察が大好きなので、かな~りがっかり。

個室には、こんなマシンがありまして、これでオーダー。
タッチパネルは使っていなくて、機器自体はかなり低コストで抑えてそうなモノ。
でも,意外に運用のルールがきちんとしていて、上のA~Fのボタンは生ビールばどの定番もの、焼酎や日本酒のオーダーでは、番号の下1桁で燗やロックなどを指定できるように設定されています。
サービスが劣る感は否めませんが、その分価格も安め。
がっつり活用させていただきました。

お通しは、全般的にはちと味が濃いめ。
両端の紫芋のムースのようなものと小鉢のサツマイモの和え物は、両方とも甘みが強くて、お酒のお伴にや私としては苦手なパターン。
もう一品の小鉢はゼンマイの煮物。

山芋のお漬物
前日には、焼肉ジャンボで山芋のキムチも食べとしましたね。
山芋Love!

お刺身の6点盛り 二人分
二人分ってさ、本当に2切れづつしか入っていない!
この巨大なお皿、きっと5人分くらいまで、これで盛るんだろうね。
氷が目立って寂しげだわ。

穴子のみりん干し。
胡麻がた~っぷりついていて香ばしい。穴子の風味も胡麻に負けず、この日一番美味しかった。

おでんもウリらしいので、まずはふろふき大根。
西京味噌と八丁味噌と二つの味が楽しめるのがうれしい。

こちらもおでんで、鮹。
この日のお芝居、鮹を食べるって場面があったのでね。私がリクエスト。

こちらは、はんぺん。
わりとすり身っぽさが強いはんぺん。
だし汁にバターがうかしてあったりして、面白い食べ方。

揚げ銀杏

歌舞伎の後って、どうしても気分的に日本酒が飲みたくなるのよね。
出し物によっては、メニューまで決まっちゃうこともあります。
例えば、三千歳・直侍(ん~、正式名は何とかかんとか入谷畦道って言ったかな?)って出し物なんかだと、お蕎麦をもんのすごく美味しそうに食べる場面が出てくるので、もう「今夜は蕎麦で日本酒!」ってな具合にね。

ダンナちゃんは、頑に焼酎ね。
こちら、席で一升瓶から小さなグラスに焼酎を注いでくれまして、自分でロックのグラスに移すということで。
焼酎の量を一定にするためなのかしらね。
なみなみと注いでくれたのでね、直接口をつけて、ストレートで一口飲んでからロックに。

焼き竹の子。
私、竹の子は焼いたのが一番好きかな。

こちらは、最近ダンナちゃんが異様にはまってる鯖のへしこ。
北陸方面の出張が続いてから、へしこの美味さに目覚めたらしい。

豆の甘みがしっかりしている寄せ豆腐は、添えられていた岩塩でいただきます。

牛蒡のたまり漬けは、ちと味が濃すぎかな。

最後に、どうしても気になっていた鯛煎餅なるものをオーダー。
〆の一品にしては、重かった.....
身を薄くのしたものを片栗粉を和えてあげた感じ。
鯛の風味がしっかり残っていて、なかなかうんみゃかったです。
ここのところ、週末になると天気が崩れるけど、ゴールデンウィークはどうかしらね?
にっぽん丸の日本一周のクルーズで、弘前と函館で桜の花見予定。
東京の桜は、既に散ってから2週間強。日本って広いんだなぁ。