新日本橋や三越前からのアクセスが便利だそうです。
まっ、私たちは築地からガツガツ歩いてきましたけどね。

以前通りかかってからというもの、すごくすごく気になっていたんだけれど、満を持しての訪問。

そうなんです、「あなご料理の専門店」なんですよ。

「玉ゐ 」さん。

店内は、とても懐かしい純日本家屋。
子供の頃、母の湯治につきあって滞在した湯河原の古い温泉宿に雰囲気が似ています。

気温も高く、少し汗をかいた この日、ビールがうまいわなぁ。

骨せんべい
真っ白で、スゴくきれいでしょ?
控えめな塩味だけれどね、もう「やめられないとまらない」系ですよ。
ダンナちゃんったら、バクバク食べてた。
以前、神泉のお店で「お魚の骨煎餅では穴子が一番です」って言われたけれど、上品で甘みさえかんじるような骨は、ほんとうに絶品。

穴子の串焼き。
手前が蒲焼き、奥が酒盗む焼き。
鰻に比べて油っぽさがなくて、身のきめ細かさが際立ちます。
酒盗もね、穴子の酒盗らしいですよ。

噂の塩トマト。
トマト自身に軽く塩味がついている感じでね、塩もマヨネーズもつけなくてもおいしくいただけます。

数量限定 肝焼(タレ)
1本の串に5匹の穴子を使ってるそうです。
焼鳥の 心残りとかハツモトと呼ばれるところに似ています。
鰻の肝のような苦さは全くなく、鳥のレバーよりもむしろ甘いくらい。
このあたりで、ビールから切り替えて、

穴子酒
穴子の一夜干しの切身が中に入っています。
河豚のひれ酒と一緒で、火でアルコールを飛ばしちゃいます。
ひれ酒ほどの濃厚な風味は出ないけど、穴子の甘みがほんのりお酒に移ります。

これは、絶品!煮あなごつまみ。
お箸で持ち上げると、トロットほぐれてしまうので、慎重に取り皿に移さなければならないくらい。
皮も含めて、口に含むととろけます。
甘めのタレがね、またよく合います。
穴子と胡瓜は、やはり名コンビなのかしらね。
贅沢言うのであれば、胡瓜は千切りのほうが合わせて食べやすいかな?
とはいえ、私の死ぬ前に食べたいもの候補に一つに がっつり入ってきましたよ。

豆腐の味噌漬け
最後にご飯ものに行きたいので、少し軽めのおつまみに走ってみたりして。
漬けてる期間が長いのかしら?濃厚に仕上がっています。

さぁてと、穴子酒の つぎ酒ですよ。
つぎ酒は、火を入れないので、並々と注ぎますねって店員さん。
す・て・き 過ぎる。

何かの残骸かのよですが.....
炙りホタルイカ。
こりゃ、日本酒のつまみですな。

バルタン星人みたいだけどね。

穴子の軟骨 立田揚げ
穴子の軟骨って、どこなのか聞きそびれてしまったわ。
軟骨というほどコリコリ感はなかったけどね。
生姜醤油ベースの漬けタレがよく合います。

仕上げは、名物 箱メシをどうしても食べたくて。

小箱を2つ注文。
煮と焼きで仕上げを選ぶことが出来ます。

こちらはダンナちゃんの焼きの小箱。

こちらは、私の煮の小箱。

青柚子が擦りおろしてあって、香りづけにと。

残り3分の1くらいを残したところで、別料金のおつゆをいただきます。
これで、だし茶漬けにしようって魂胆ですわ。

だし汁の中には、穴子の骨が入っています。
お茶漬けにしてからは、すっかりがっついてしまって、写真撮り忘れ。
お店の雰囲気、スタッフの接客、老舗ならではなのでしょうね。すばらしいです。
お料理も、穴子料理を中心に、その他もお酒のお伴が充実。
いやぁ、近くにあったら通い詰めますね、きっと。
常連さんが多いのもうなづけます。
日本橋 玉ゐ 日本橋室町店 (寿司 / 新日本橋駅、神田駅、三越前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5