みなさんこんにちは、ご覧いただきありがとうございます。今日は、私がタイ在住時に食べていたお米についてのお話です。

 

現地だと、透明の袋にいれられて屋台でカオニャオ(タイのもち米)を購入することができます。大体10バーツ(約35円)で1食分。タイに住んで数年経った頃、カオニャオやジャスミンライスに混じり、『紫のお米』が時々売られていることに気がつきました。なんだこれは?と気になり、調べてみたのがきっかけでした。

 

 

このお米、タイの黒米とジャスミンライスを掛け合わせて作られたものらしく、カセサート大学とタイのライスサイエンスセンター(そんなのあるんや…)が共同開発した品種だそうです。現地だと、無農薬有機栽培の商品も多く売られています。パッケージには、いかにも健康そうなお姉さんがランニングしている写真が使われていたりと、とにかく健康志向の方向けのよう。

 

また、ライスベリーは「スーパーフード」と呼ばれているのですが、栄養価、抗酸化作用が高く、美容、がん予防や疾患にも効果があるんだとか。ポリフェノールやタンニン、カテキンレベルは玄米以上らしい。スーパーフードと呼ばれる所以を、調べれば調べるほど実感します。

 

 

↓日本だと、タイ以上に高級品として売られていました。手に入るだけでも驚き!

 

 

そんなライスベリー、単体で食べると玄米以上の玄米(表現力が乏しくてごめんなさい)なので、白米と混ぜて炊飯をするのがおすすめです。「白米:ライスベリー」=「1:1」「2:1」「1:2」「1:5」いろいろな比率で炊飯をしたことがあるのですが、ライスベリーの味は好きだし健康は手に入れたいけれど、玄米は少し苦手…という人には、「1:2」でライスベリーを白米の2倍量にする比率がおすすめ。ライスベリー愛好家(?)は、「1:5」でライスベリーを白米の5倍量に。まずはお試し程度、手軽に取りにいれてみたいという人には、米1合のうち、大さじ1をライスベリーに置き換えてみるのもおすすめです。

 

↓私の好きな「白米:ライスベリー」=「1:2」の比率。浸水前の写真。

 

今回は白米に無洗米を使用したので、軽く1回水を流す程度で、お米は研いでいません。水分量は、炊飯器の玄米のラインにし、30分程浸水後、玄米の設定で炊飯。1時間ちょっとで、ライスベリーの香りが豊かなご飯が炊きあがりました。

 

↓炊飯後、5分蒸らして炊飯器をオープンしてみた写真。紫と茶色の不思議な色…。

 

 

白米どこいった?!と言うくらい、ライスベリーの紫色が優勢に。なんと蒸気まで紫になるため、炊飯後は、炊飯器の蓋も丁寧に洗ってあげてください。水分量が少ないとどうしても硬くなってしまうため、玄米に適した水分量は最低でもいれてあげるのが良いと思います。

 

↓お茶碗に盛りつけると、こんな紫色に。なかなかないですよね、紫色の米って。

 

↓これは、ジャスミン米にライスベリーを少し混ぜて炊飯したお米。ライスベリーがもちもちしていて、食感に良いアクセントに。

 

↓大豆ミートで作ったガパオライスとライスベリー。健康志向系ガパオランチ。

 

 

おかずと合わせてみると、色のインパクトが強いため、理科の実験…?というような見た目になるのですが、3日で慣れます。ただ、白米のふわふわ~、真っ白のつやつや~が好きな人には、少し合わないかもしれません。私は、水分多めでもちもちに炊くのが大好きです。今日は3合炊き、ラップでくるんで冷凍ストックさせておきました。

 

 

以前、お米の炊飯にドはまりし、炊飯器を使わずに、水分量や研ぎ方、浸水時間、蒸らし時間などによる食味の違いを数か月かけて研究したことがあるのですが(研究と言えるほどではない…)、ここでお米の炊き方にとても興味を持つようになりました。良いと言われる研ぎ方や、炊飯器に書かれている水分量の目安の線を守るのがやはりスタンダードなのですが、お米の美味しさは、「個人の好み(食嗜好)」が大きく左右する食材のひとつです。

「炊き分け機能」といって、自分の好みの味に炊飯できる設定付きの炊飯器があると知った時には、感動しました。次に買い替えるときは、炊飯器の機能をよく吟味して商品を選びたいところ。

 

少し話が脱線しましたが、今日はタイの紫のお米、スーパーフード「ライスベリー」のお話でした。ぜひ一度、お試ししてみてはいかがでしょうか。

 

それでは今日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。チョークディーナカ~。