何日ぶりでしょうか、ここに記事を載せるのは。

いろいろとありまして、しばらくお休みさせて頂いておりました。
お茶も含め、食料を摂取できないカラダとなっており、栄養となる液体を血管を通して頂戴し、生命を長らえるという生活を少し送り、20日ぶりに白米を食べた時、

「あぁ~、食べられるって幸せ」

と涙が出てしまいました。

ようやく中国茶も飲み始め、記事も再開する気力が芽生えてきた次第です。


さて、タイトル通り、中国でのプーアル茶バブルがはじけ、暴落しております。
黒茶と書いたのは間違いで、プーアル茶が値下がりしております。

そのために、上海等にあったプーアル茶だけを専門として商いをしているお店は、

「閉店、ガラガラ~」

と店じまい。

何故こんな事になったのか。

詳しくは知りませんが、中国政府から投機目的としたお茶の取引を止めるよう通達が出たそうなんです。
それを受けて、一気にプーアル茶の値が下がったそうです。

だいぶ前にも書いたと思いますが、プーアル茶のバブルのせいで地元ではいろんなものが破壊されています。

また、プーアル茶に茶葉が流れた結果、紅茶などの生産量が減り、紅茶の価格まで跳ね上がるという事態にまでなっていたんです。

さて、価格はどのあたりで落ち着くのか、しばらく静観してみましょう。
私の先生が、世界的に有名な学者さんの本に紹介されていた。

恐らくこの本は、現代を代表する学者さんの本であるため、歴史に残るであろうと言われている。

そんな本に紹介されていた先生が感激しながら漏らした言葉が、

「気を新たにしなければ・・・。」

有頂天になるのではなく、紹介されたことを受け止め、初心に戻りさらに今まで以上に研究を進めようと言う決意だと感じました。

恐ろしい限りです。

とまることなく、この先生は走り続けることでしょう。
先日、腐った豚肉に着色をして販売している業者について、報道がされていた。
店の主人は、

「北方の人間はわからないんだよ」

と事も無げに言い放っていた。

これと同様に、アヒルの黄身が赤いことを好む中国人に対し、アヒルにそういった化学成分を含んだものを食べさせ、わざと紅心の黄身を作る。それを食べる人間への影響は全く無視しているようです。

これと同じようなことが、清代のお茶の輸出時にも行われていた。

緑色を好む西洋人に対して、有害であるが、鮮やかな茶葉を演出する着色料をまぶした茶葉を輸出する。

製造元の確認をきちんと行い、購入しているかどうかが重要で、安さを追い求めるととんでもない結果が待っているようです。
ごーるでんうぃーくが終わり、先ほどまで本業の研修のため留守をしておりました。

久しぶりに頭に新鮮な情報を詰め込んだためか、酸欠状態になっています。

研修を受けていて思ったことは、受けているメンバーが業界人として如何なものか?という人が大勢いたということに驚きです。

一応サービス業なんだから、もうちょっとマシなやつを採用しろよと言いたくなりました。
つきあいのある業界人達はいい人ばかりで、見た目にも清潔感のある人ばかりなのに、「なぜ?」という思いが深く残ったのでした。

さて、明日からは久しぶりに中国茶が机に常にある状態で過ごせます。

この数日間は、伊右衛門がおともでした。
明日から、カレンダー通りに連休です。

ごーるでんうぃーくをまともに休むのは、高校生以来だろう。
大学の時は、部活の大会真っ最中で、休むこともなく、就職してからも当たり前のように働いていた。

そんな自分が明日から4日間も休む。
最近、土日で連続して休んだ経験もないので、休むことに対して不安になる。

多分、月曜日には脳みそがとろけてしまってお茶の知識は吹っ飛んでいることでしょう。ヾ(@°▽°@)ノ
中国茶には様々な伝説があります。

もっとも最初のもので、神農という薬の神様としても有名なこのお方が、お茶の解毒作用を利用して多くの植物が食用かそうでないかを判別したというものがあります。

それ以外にも、旅人があるお茶を飲んだら治癒したといったものや、観音様のお告げがあったり、仙人が最初に作ったものだったり、様々な伝承が存在します。

外国のお話であるから信じやすいのかもしれませんが、あり得ない話が結構多いのに、それらを鵜呑みにして、価格高騰に一役買っている人たちがいることが現状です。

「日本昔話」に登場する一寸法師や鬼が実在したとは誰も思いませんし、仮にいたとしても、

「そのモデルになった人物がいたんでしょうね」

ぐらいの余裕を持って物語を受け入れる。

鬼とかは、ひょっとすると流れ着いた外国の人が、見た目も言葉も違い、それに対して恐れたりしていた言い伝えが、鬼となったのかもなんて、想像もできたりします。

それが、お茶については、そういった空想まで到達せずに、話をそのまま受け入れてしまう傾向にあるようです。

恐らく、違う国の話なので、その時代がどんな時代なのか、人々がどんな服装をしていたとか、どういう風習があったとか、地理的な状況はどうなのか、といった検証が全くできないことが一番の原因だと思われます。

現在でも、商売人さんたちが購買意欲をかき立てるために様々な伝説をお茶たちに付け加えようとしています。中には、別のお茶の伝説を自分が売りたいお茶に言い換えて宣伝に使っている場合もあります。

伝説も、香りや味、姿といったお茶を楽しむための重要な要素なのだとすれば、もう一度ゆっくりと精査が必要なのかも知れません。
今日、

安吉白茶、昨年ほどおいしくなかった」

という悲しい声が届きました。悲しい声なのですが、私も同感という感じで、話を続けているとそれを横で聞いていた師匠から、

「それは違う」

と待ったの声がかかり、電話を切った後、実験がスタートしました。

飲み比べをしたのは、

・大山塢の明前安吉白茶
明前安吉白茶を購入した問屋別に2種類
雨前安吉白茶(ただし高級品でないもの)

これらのお茶を師匠が茶葉を見て感じていたことと、それを受けて工夫した淹れ方にそってお茶を淹れて頂き、お茶の香りを聞き、飲み比べ、茶底と言われる茶殻を見比べて、勉強をさせて頂きました。

・今年の状況として押さえておかなければならないこととして、浙江省と江蘇省の境界線に存在する太湖の北と南では、3月に入ってからの気候が違いがあり、安吉白茶にとっては、厳しい気候条件だったということを前提として考えるということ。

安吉白茶の生産量が爆発的に増えたため、業者によって質の違いが格段に出てきたということ。

・大山塢の明前については、茶底をみて緑茶ではなく、白茶のような色合いとなっており、昨年まで仕入れていた安吉白茶とは違うお茶として考えなければならず、お茶の量、抽出時間等を改めて工夫をしなければならないということ。

・雨前茶の安吉白茶が昨年まで仕入れていた安吉白茶と同じ香り、味、茶葉の鮮やかさがたのしめる。

・大山塢→明前茶→雨前茶となるにつれて緑色が鮮やかとなり、光合成をした結果、味・香りが強くなっている。大山塢については、光合成によるものか、茶樹によるものか、土地の違いによるものかが分からないのですが・・・。


以上のことを勉強させて頂いた。

おいしいお茶を飲みたい人へ向けて緑茶を提供する場合と、明前茶というプレミアを求めてお茶を購入するへ提供する場合を区分けして茶葉を仕入れ、飲み方についての説明を変えなければならないということを痛感致しました。

今までは、私個人の趣味として雨前茶の方が手頃だし、美味しいと思っていたのを、個人の領域から公務へとシフトチェンジする必要が出てきました。

明前茶を購入した人が、雨前茶と同じ香り、味を求めても無理な気がします。無理矢理にでも味を近づけたいのであれば、茶葉の量を増やし、抽出時間を若干増やさなければなりません。

商売のためか、茶摘みの時期がどんどん早くなってきており、日付によっても値段が恐ろしく違うようになってきています。

清明節を境に、前と後ろで同じ銘柄のお茶でも違う種類のお茶として考えて、飲み方を工夫しないと、折角高い料金を支払って買ったお茶を台無しにしてしまうことにつながるようです。

ますます中国茶が難しくなりそうですが、茶葉としっかり向き合い、語り合える人にとっては面白い時代となるのかも知れません。
上海には、大きな茶葉市場が3つあります。

大統路と九星、そして天山。

4月の中旬に上海にて行われた上海茶文化節の開幕にあわせて、大統路が大寧国際茶葉市場として共和新路に移転しました。
上海駅にあった大統路、恐らく駅前開発のために移転させられたのでしょうね。
東山碧螺春のちょー高級品を飲ませてもらった。

実をいうと、碧螺春というお茶は有名ではあるが、私にとって苦手なお茶であったのです。
淹れ方が下手なのか、いつも濃くなるし、雑味というか何というか変な後味がするお茶で、正直

「なんでこんなお茶が有名なんやろ」

という思いでした。

今日、先生に飲ませてもらったのは、そんな碧螺春でも、明前茶であって白毫がわんさかある特別なものでした。
淹れる前の乾燥した状態の茶葉を見ても、白毫の多さが目立つだけでなく、なんといっても茶葉の小ささも際だって印象に残るお茶でした。

かなり早い時期に摘まれたお茶であることから、限られた新芽だけを使って作られたそうです。

先生が淹れたお茶は、いつもの碧螺春と同様に緑茶にしては濃い色をしていましたが、飲んでみるとコクだけがあり、嫌な後味が全くしませんでした。

はっきりいって、碧螺春に対するイメージが180度変わりました。
おいしいんですよ。ほんとに。
表現できないことが悔しいのですが、この味を沢山の人に知ってもらいたい、このお茶ならファンが必ず増える。
そう確信させてくれるそんなお茶でした。

茶葉がいいということもあるのでしょうが、淹れ方によっても微妙な違いが出るようで、先生自身もこのお茶は難しいと仰っていました。

追伸
湖南省より高橋銀峰が届きました。詳しくはまた明日以降に。




今日は、ある会社でマネージャーという立場の方とお会いし、少しだけお話を聞かせて頂いた。

梅家塢龍井を飲みながら。

なんとなく、我が身を値踏みされているような視線に痛みを感じつつ、耐えきれなくなると龍井の香りを聞くようにして茶杯へ視線を落とし、強烈な視線をかいくぐりながら何とかお話を聞いていた。

その方は、早口の関西弁なのですが、かつて営業で福島や秋田へ行った時、自分の口調せいでお客様が逃げているというのを同行していた地元の営業マンに教えてもらい、会話のテンポを遅くし、自分が3つ言いたいことを我慢して、1つだけを話すなどの努力をしたことがあるという貴重な体験談を拝聴させて頂いた。

緊張するととても早口になる私は、まだまだ経験不足であります。

そういえば、最近営業トークをしてない気がします。このままでは今日お会いした先生の視線をまともに受けきれる人物になれない気がしてしまいます。

そろそろ今いるステージから去る時が来たのでしょうか・・・。