えー、気がつくとこのブログはほぼ1年更新していなかった。

美味しいお茶に出会えていないわけでない。
お茶の勉強をしていないわけではない。
お茶に興味がなくなったわけではない。
日々お茶を飲んでいないわけでもない。

でも、ここで記事にする気力が湧かなかった。

そんな日々を送っていたのですが、ひょっとすると今の生活が劇的に変わる可能性がでてきた。

ちょっとした事情で、気楽な今の仕事を離れ、荒波に揉まれる生活が訪れるかも知れない。

そうなった場合、中国茶を楽しんでいく余裕が果たしてあるのでしょうか。

激流に飲み込まれず、もとの緩やかな流れにいることができたときに、このブログを再開しようと思います。

それまで休止します。って、1年も休んでいたんですけどね。
今から病院へ行き、体調が良ければそのまま入院。明日手術です。
さて、術後、自分に身体だけではなく、内面の変化もあるのでしょうか。

昨日、中国からお越しのお客様から得雨活茶を頂きました。
現在、江西省を代表するお茶となっており、人民大会堂でも使用されています。
というか、人民大会堂に出すようになったから有名になったお茶です。

退院後の楽しみにとってあります。

このお茶が美味しく飲めることを祈りつつ・・・。
対中国の仕事が多いためか、お盆とか正月とかあまり関係なく仕事をしています。

ということで、本日も出勤。

そして、普通に電話やFAX、メールが海外からやってきます。

「え、今日もお仕事ですか?」

と出勤前にご近所さんに言われることも慣れっことなってきました。

いつもよりも少ない人や車の流れの中を走るのも、気持ちが良いものです。
株式会社吉岡農場さんのホームページより

植物の繁殖法には、実生繁殖(有性繁殖)と栄養繁殖(無性繁殖)があり、接ぎ木は栄養繁殖の一方法である。
園芸植物は、長い年月の間に品種改良が行われ、遺伝的に固定されていないものが多いため、植物体の一部から再生させ、独立した個体を得る方法、すなわち親の形質を確実に伝える栄養繁殖が主要な繁殖方法となる。
栄養繁殖法には、接ぎ木、挿し木、取り木、株分け等があるので、植物を繁殖する場合、樹種、繁殖の目的などによって適した方法を選べばよい。

という記述がありました。

皆さんは武夷岩茶の銘柄がどれくらいあるかご存じですか?
1000種類とも言われ、それ以上あると言う人もいます。
何故こんなに増えたのか。

それは、無性繁殖すなわち種子が地面に落ち、発芽して成長することにより、母樹とは異なる性質を備えた茶樹となる。種子が落ちた土地の栄養分や環境により味も香りも違う茶樹となる。

この前読ませて頂いた中国語の記述にこのような内容のことが書いてありました。

母樹となる木の遺伝子を増やそうと思えば、有性繁殖、つまり接ぎ木や挿し木をして増やすしかない。

林業や園芸に従事する人たちにとっては、当たり前のことのようです。
私は知りませんでした。

武夷山では、なぜこのような品種の増殖をゆるしたのでしょうか?
多の茶産地と比べてもこの行為は異様な光景に思えてしまいます。


村の人たちの仲が悪かったのでしょうか。
それとも、いろいろな土地から何かしらの原因で武夷山に流れ着いた人が、おのおの集落を形成して、おのおの茶産業をはじめてしまったからなのでしょうか。

武夷山の歴史を繙けば、武夷岩茶の増殖の原因が見えてくるかも知れません。
今中国は、不動産投資、株式投資への熱が高まる一方です。

そんな中、「中国のユダヤ人」はたまた「東洋のユダヤ人」とも呼ばれる温州商人の存在がクローズアップされています。

どんなものでも投資対象とみるや仕掛けて売り抜ける。

そんな彼らが、先月まで続いていたプーアル茶バブルの仕掛け人だとも言われています。

そんな温州商人について以前に紹介されているサイトをご紹介しておきますので、参考までにご覧下さい。

BitzPlus

ラジオNIKKEI

こういう人たちもいたんですね。経済についてもいろいろと勉強しておかねばなりません。
昨日から再び体調を崩しております。

でも、本日も変わらずお仕事。


広西チワン族自治区の蒼梧というところで生産されている六堡茶を飲みました。

いえ、飲もうとしました。

でも、香り、いえ、今回はあえて臭いといわせて頂きますが、その臭いだけで、今日はギブアップ。

かなり貴重な六堡茶だそうで、年代物だということです。

以前は果敢に挑戦できたのに、今日は、身体が受け付けませんでした。

早く、普通の人間に戻らなきゃ。
このままだと、いいチャンスをみすみす逃してしまいます。

黒茶といえば、プーアル茶が有名ですが、このような黒茶もあることを多くの方がご存じないと思います。
桂林に観光に行った際には、是非、同じ行政区にある蒼梧の六堡茶をお求め下さい。
今日、岐阜から来た友人に飛騨牛のビーフジャーキーをお土産に頂きました。
私の住んでいるところでは、決して見かけることのできない貴重な、しかも美味しいものでした。
ありがとうございます。

さてさて、お茶の話です。

今日、武夷山空港で売られていた武夷水仙を飲みました。

これだけ飲むと、

「うん、値段の割に香りもあるし、流石、ご当地の空港は違うね。」

と思えるほどの武夷水仙です。

恐らく、多くの中国茶ファンも納得できるお茶だと思います。

ただ、武夷山の研究所と称する茶工場へ行き、そこで分けてもらった良いものを飲ませてもらうとやはり空港のものは、後味がいまいちだということが鮮明に分かったりする。

でも、あの水仙。空港で販売されている値段から考えると、工場なんかではとんでもなく安く買える代物。

ランクの低い武夷水仙ですが・・・といって売っても納得してもらえるんじゃないかなぁなんて思ったりします。
以外に、日本の中国茶のお店であれが高級品として出てたりして・・・。

まぁ、そんなことのないことを祈ります。


でも、武夷山空港のお茶は、お土産買い忘れた時に買っても結構いいんじゃないかなと思います。
先週末、とある場所での講座終了後に、我が先生と生徒さんたちが懇親会を開いていました。

我が先生は、どんな場所でも質問をされるとされないとにかかわらず、饒舌に話をされます。
今回も、遠方から是非とも先生のお話を聞きたかったんですという方に対して、えらい勢いで中国茶の話をされていました。

すると、注文を取りに来ていたお店の店員さんが、注文をとらずにずっとこちらのテーブルのそばで立っていらっしゃいました。

で、先生が、

「注文を聞きに来たのですか?」

と聞くと、

「お話が面白かったので、ずっと話を聞いているうちに、中国茶に興味が湧いてきたので、ずっと聞かせて頂いていたんです。」

って。

すかさず、先生をお招き頂いていたその地元で中国茶の先生をしている方が、

「ここで私が中国茶の教室開いていますから、よかったら聞きに来て下さいね。」

なんて話に。

いろんな出会い方があるものです。
1980年代に汪芳生という方が、現代の工芸茶を始めました。

今、その元祖工芸茶を正しく広めたいと活動をされている会社が大阪にあります。

この会社の方針としては、汪芳生氏が作る美しい工芸茶を広めることにより、模倣されて作られたあまり出来の良くない工芸茶を市場から追い出し、本物はこんなに素晴らしいんですよということを伝えたいということのようです。

本物を伝えるということは非常に難しいものです。
風当たりも強い場合があります。

ただ、今のインスタント・お手軽さを求める時代に工芸茶は面白い存在だと思います。

「工芸茶なんて中国茶ではありません」

と豪語される中国茶の先生もいらっしゃるとか。

さて、今後工芸茶はどのような方向に進むのか。

最後に残るのは本物だと思いますので、是非とも勝ち抜いて欲しいものです。
今年の春は鉄観音にとって非常に良い気候だったようです。

昨年は、春先に確か台風が来たりして、村が流されたりとえらい良くない気候だったのが、今年は、まれに見る好天。

私が中国茶に携わるようになって6年が経ちますが、この短い6年という中では最高の春茶の出来だったように感じています。

お手ごろな価格のお茶から、高級なお茶まで、どれをとっても美味しくいただけるそんな状況です。

是非皆様、今年の鉄観音の春茶の香りと味を記憶しておいて下さいまし。