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日本代表が帰国

ブラジルW杯アジア最終予選アウェーのオーストラリア戦を終えた日本代表が13日午前、成田空港着の航空機で帰国した。12日のオーストラリア戦は両チームともに退場者を出す死闘となり、1-1で引き分けた。試合後すぐに空港に移動し、約9時間のフライトという移動となったが、到着後は笑顔を見せる選手もいた。空港ロビーには大勢のファンが詰め掛け、選手が現れると歓声が起こり、カメラのフラッシュがたかれていた。









心のあるままに


心のあるままに


心のあるままに




疲れた様子と書かれていましたが、試合直後に現地を出発、機内で一泊だもの。


しかもあれだけの試合。疲れてるのが当然ですよね。


本田くん、右ひざは大丈夫なんだろうか。


うっちーのファウルはオーストラリアの監督も「あれはファウルではなかった」と言っている。


イエローもらった直後、本田くんと長友が、ポンポンと頭を叩いて、“気にするな”って言ってたね。


いまさら何も覆らないが、うっちーにはこんなことにめげずに、もっとガンガン攻めてって



もらいたい。負けるなうっちー!



「はっきり言えるのは、ボクらの方がいいサッカーをした。結果は引き分けですけれど。もっといい(ピッチ)コンディションで試合をしていたら、どうなるか。(相手が)何も感じていなかったら、ただのアホか、何か秘策があるかどちらかでしょうね



歯に衣着せぬ物言いが小気味いい~


相手に脅威を十分に見せつけたと思います。


試合終了後、次々とオーストラリアの選手が本田くんに握手を求めてきた。


うれしかったな~



本田くんは週末16日に、SOLTILO of HONDA が待ってますね。


http://soltiloofhonda.com/index.html


子供たちから、よいパワーをもらって、リフレッシュできるといいですね~^^


日本代表のみんな、お疲れ様でした。


よくがんばってくれたと思います。


少しゆっくりしてね。




昨日の試合をまとめたコラムを拝借


さすが宇都宮さん


これを糧に、次につなげることをかんがえましょう!


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ブリスベンで得た教訓 (1/2)
W杯アジア最終予選 オーストラリア代表1-1日本代表


決戦当日のブリスベンの町からは、およそサッカーの熱気が感じられなかった。
 オーストラリア代表と日本代表による、ワールドカップ(W杯)・アジア最終予選。グループをけん引する2強の対戦であるにもかかわらず、地元メディアのサッカーに対する扱いは驚くほど冷淡であった。おりしも日豪戦の翌日には、クイーンズランド州選抜とニューサウスウェールズ州選抜によるラグビーの「ステート・オブ・オリジン」が開催されるとあって、地元の関心はほとんどラグビー一色という印象である。


 試合当日の新聞を見ても、ラグビーにばかり大きく紙面が割かれており、サッカーに関するニュースは本当に申し訳程度。「こんな国にサッカーで負けてはいけない」という思いは募るばかりである。たまたま読んだ『クーリエ・メール』という地元紙には、今からちょうど6年前の06年6月12日、カイザースラウテルンで行われたW杯グループリーグ初戦で、オーストラリア代表が劇的な逆転勝利を収めた写真が掲載されていた。


 あれから6年。今ではオーストラリアがAFC(アジアサッカー連盟)の一員となり、日本とはW杯予選やアジアカップなど、対戦する機会は格段に増えた。それでも、カイザースラウテルンでの「6.12」は、われわれ日本のサッカーファンにとって、まさに蹉跌(さてつ)とトラウマになっている。当日のぎらぎらと照り付ける太陽と、会場のフリッツ・バルター・シュタディオンに向かう急な登り坂は、敗北感で打ちのめされた記憶とセットになって、生涯忘れることはないだろう。


 さて、後半44分に劇的な逆転ゴールを挙げたケーヒルを、チームメートが笑顔で取り囲んでいるこの写真。これをあえて掲載したのは「6年前の奇跡をもう一度」という意図があったのだろうか。実は、さにあらず。“サッカールー”(オーストラリア代表の愛称)の世代交代が遅々として進まないことに対して、警鐘を鳴らすコラムだったのである。


 文中では、昨年のアジアカップ決勝で対戦して以降、香川真司、本田圭佑、そして長友佑都がどのようにステップアップし、日本代表の中心選手となっていったかを紹介。日本の順調な世代交代に密やかな羨望の眼差しを向けながら、その文末には「もし今の代表が、6年前のカイザースラウテルンのケーヒルのマジックに頼るようなら、W杯への道のりは少なからぬ問題があるのではないか?」と冷静な筆致で書かれてあった。




■進まぬ世代交代と急速なアジア化


 確かに、最近のオーストラリア代表の高齢化は尋常でない。守護神シュウォルツァーの39歳を筆頭に、スタメンは30代がずらりと占める(先のオマーン戦のスタメンの平均年齢は31.5歳であった)。と同時に、6年前の主力メンバーがほとんど変わっていないことに、今さらながらに驚かされる。その一方で、この6年の間には大きな変化もあった。それは、オーストラリアの急速なアジア化である。

 

キャプテンのニールはアル・ジャジーラ(UAE)、キューウェルはメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)、カーニーはブニョドコル(ウズベキスタン)、ブレッシアーノはアル・ナスル(UAE)といった感じで、最近のサッカールーはアジアでプレーする選手が主流となっている。ちなみに今回招集されたメンバーには、ミリガン(千葉)、ノース(札幌)、スピラノビッチ(浦和)、アレックス(清水)、ケネディ(名古屋)と、5人ものJリーガーが名を連ねている。加えてチームを率いるのは、2度にわたり浦和レッズを率いてきたオジェックだから、怖さよりもむしろ親しみを覚えるくらいだ。



 かつてオーストラリア代表と言えば、イングランドをはじめヨーロッパでプレーする選手が半数以上を占めていた。歴史的、文化的に欧州、とりわけ英国に近いことに加え、キューウェルのように10代半ばで青田刈りされて海を渡る選手も少なくなかったからだ。だがAFCに転籍してからは、オーストラリアの選手がアジア枠で重宝されるようになり、しかも中東諸国や中国に行けば、それなり以上のギャランティーが保証されるとあって、彼らのアジア志向も自ずと高まってゆく。かくしてオーストラリアは、欧州との紐帯(ちゅうたい)が薄れ、気がつけばどっぷりとアジアに浸かって今に至っている。無風地帯のオセアニアから、より厳しいアジアの一員となることで、さらなる強化を目指してきたオーストラリアだが、現在のような状況をどこまで想定していただろうか。


 

そのオーストラリアとのアウエー戦に臨む日本。スターティングメンバーはこのようになった。GK川島永嗣。DFは右から内田篤人、栗原勇蔵、今野泰幸、長友。中盤は守備的な位置に長谷部誠と遠藤保仁、右に岡崎慎司、中央に本田、左に香川。そして前田遼一の1トップ。負傷離脱した吉田麻也に代わって栗原が入った以外、ヨルダン戦とまったく同じメンバーである。このうち今野は「風邪気味で微熱がある」との理由で前日練習の参加は見合わせたが、しっかりと本番に合わせて復調してくれたのは心強い。




■オーストラリアを苦しめた3つの誤算


試合内容については、多くの方がすでにテレビ中継でご覧になっていることだろうから、ここではオーストラリア側の視点でゲームを振り返ってみることにしたい。その方が、いろいろ味深い発見があると考えるからだ。結論から言えば、オーストラリアは「現状で勝つにはこれしかない」というプランで日本戦に臨んだものの、3つの思わぬ誤算により、引き分けるのが精いっぱいという結果に終わった。



 そもそもオーストラリアにとり「前半から積極的に仕掛けること」は自明であった。ホームとはいえ、前節はオマーンとのアウエー戦があったため、日本よりも長い移動時間と時差と気温差で、選手は軒並みコンディション調整に苦労していた。加えて30代の選手ばかりで、スタミナもあまり期待できそうにない。となれば、前半からロングボールを多用した戦術で、日本のパスサッカーを封じると同時に、フィジカルの強さと高さで圧倒して先制するのが、彼らにとっての理想的な展開であった。ところがここで、最初の誤算が起こる。前半13分でのブレッシアーノの負傷退場。オジェックはすぐにミリガンを投入して立て直すが、この中盤のベテランを失ったことはチームに大きな痛手となった。



 第2の誤算は、前半の段階で先制できなかったこと。ウィルクシャーからの放り込みにケーヒルやアレックスが飛び込み、さらに後方からセカンドボールを狙う波状攻撃はかなり機能していたものの、GK川島を中心とする日本の体を張ったディフェンスを、どうしても突き崩すことができなかった。6年前の対戦では、ゲーム終盤で相手が疲弊しきったところを見計らい、一気呵成(かせい)に3ゴールを奪うことができた。だが今回はゲーム序盤ということもあり、日本の集中力と組織力の前に彼らは何度も天を仰ぐこととなった。



 そして第3の誤算は、途中出場のミリガンが後半11分で退場してしまったこと。以降、栗原が退場するまでの33分間、オーストラリアは1人少ない状態の中での戦いを強いられ、さらに後半20分にはショートコーナーから日本に先制ゴールを許してしまう。サウジアラビアのカリル・アル・ガムディ主審の不安定なジャッジについては、日本も大いに被害に遭うこととなったが(これについては後述)、少なくともこの試合でのダメージはオーストラリアの方が大きかった。「あの退場で、かなり苦しい戦いを強いられるようになった。にもかわらず、結果的にドローに持ち込むことができたことには満足している」というケーヒルの言葉が、この試合の彼らの心情をよく表わしている。

 


むしろ、これだけの逆境にありながら、そのたびに戦術面と精神面のリセットを行い、最後まで組織が破たんすることなく戦い続け、ついには(かなり怪しい判定ではあったが)PKをもぎ取って同点に追いついたのは、敵ながらあっぱれと言うほかない。オジェックのベテラン重用は、国内でも批判される向きがあるようだが、それでもこの日の戦いぶりを見る限り、まだまだベテランの経験に頼らざるを得ないオーストラリアの現状を、良くも悪くも見せつけられることとなった。



■手ごわいライバルと不安定なレフェリングと


 かくして、最終予選における日豪対決ファーストレグは、1-1のドローに終わった。6年前の屈辱を晴らすには至らなかったのは実に残念だが、それでもこの3連戦で勝ち点を7にまで積み上げたことについては、大いに評価すべきであろう。同日行われたイラク対オマーンも1-1の引き分けだったため、日本は2位のオーストラリアとイラクに5ポイント差をつけて首位を堅持。最終予選の滑り出しとしては上々である。それ以上に、今回のブリスベンでの一戦が、さまざまな教訓を日本代表にもたらしたことを、最後に指摘しておきたい。



 まずポジティブな教訓としては、オーストラリアの強さが今なお健在であった、ということ。先に述べた通り、ここ最近の高齢化とアジア化により、オーストラリアは弱体傾向にあるように思われていた。しかしフタを開けてみれば、彼らは最終予選の相手にふさわしいタフネスぶりを発揮し、完勝に次ぐ完勝で勢いに乗る日本を大いに苦しめた。このところ「史上最強」なるフレーズが独り歩きしていた日本代表であったが、アジアにはまだまだ強敵が存在するという現実を、あらためて突きつけられたことはポジティブにとらえていいのではないか。いやむしろ本大会のことを考えれば、最終予選はこれくらい緊張感がある方が良い。今後もオーストラリアとは、互いをリスペクトしながら切磋琢磨(せっさたくま)していく関係を続けていければと思う。

 


一方でネガティブな教訓としては、やはりアジアのレフェリングを挙げなければなるまい。カリル・アル・ガムディ主審は、2年前のW杯(チリ対スイス)でもイエロー9枚、レッド1枚という大判振る舞いを見せたことからも明らかなように、安定感と公平性でいささか難のあるレフェリーである。日本の失点となった、内田のペナルティーエリア内でのファウルも、敵将オジェックから「あれはファウルではなかった」と指摘される始末。レフェリングの質の向上については、もちろんアジア全体で考えていかなければならない課題だが、実際問題として「こういうことも起こり得る」という教訓を、この段階で学習できたのは決してマイナスではないように思える。

 


もちろん、この試合で日本がイエロー5枚とレッド1枚を受け、今野、内田、栗原が次節のイラク戦(9月11日)で出場停止となってしまったという事実に変わりはない。吉田がけがから復帰するとしても、新たなコンビネーションの構築にはそれなりの時間は必要だろうし、次のイラクとのホームゲームに向けて、今回のような長期合宿はまず望めない。まさに、痛みを伴いながら獲得した勝ち点1だったわけだが、こうした理不尽さも含めてのアジア最終予選なのだと思う。



 その意味で、この日のレフェリングについてのコメントをあえて控え、「勝ち点7という事実より、いかに勝ち取ったかというプロセスを評価したい」と語ったザッケローニの姿勢を私は支持したい。試合中に下されたジャッジは覆らない。ならば、現実をきちんと受け止めながら、残りの予選をリアリスティックに戦うしかないだろう。もちろん、クリアすべき課題は常にある。この試合ではロングボールの対応に課題を残したし、そろそろメンバー固定化の弊害も出てきそうだ。それでも、このイタリア人指導者に率いられた日本代表は、最終予選を通じてさらなる進化を期待できるのではないか――今回の3連戦を取材して、あらためてその思いを新たにした次第である。



<了>

宇都宮徹壱(スポーツナビより)