その後のアマゾン配達はどうなった?
アマゾンフレックスの洗礼を受け、心身ともにヘロヘロの状態からの
その後の経過をご報告いたします。
1.初心者期間(ナーサリー)終了後に本当のアマゾンが待っていた!
20回の配達を終了しナーサリー明けとなった配達員は、ベテランドライバーと同様
量の荷物を持たされることになります。その数は1時間当たりで25個前後の配達量
になります。私がオファーを取る6時間ブロックでは、120個~140個の荷物量
が標準です。「大したことないじゃない?」そう思うのは浅はかです。
積込みステーションから配達地域まで約30分、往復1時間は移動時間です。当然
トイレも行きたくなります。お腹だって減ります。そうなると実質4時間半程度の時
間で完了しなければ配り切れません。配り切れないと「未配」というペナルティをつ
けられます。ペナルティが重なるとアカウントバンアウト(通称アカバン)となり業
務委託契約を停止されてしまうのです。
2.「いつでもあなたの好きな時間に仕事ができま~す♪」に釣られたのですか?
一時、盛んにPRしていたアマゾンフレックスの謳い文句ですが、実情は好きな時間に
仕事はできません。なぜか?誰しも自宅から近い場所のステーションで昼間の時間に
仕事をしたいと思います。私も埼玉県上尾市に存在するステーションで始めました。
ナーサリー明けに6時間ブロック(9:00~15:00)を希望するもオファーがないのです
。あるのは夜間(17:00以降~)だけなのです。この歳で夜の仕事はリスクがありすぎ
です。
3.団地とマンション地獄が待っていた!
運よく昼間のオファーを取れたと喜んだのもつかの間、配達先にエレベーター無し
の団地地獄が出現です。軽い荷物ならまだしも、飲料などの重いものを5階まで何
か所も回ることになります。またさらに、大型マンション地獄です。大きいがため
にエントランスが何か所もあり、どこから入っていいかわかりません。さらにオー
トロックで中に入れず、宅配ボックスをやっと探しても空きが少なく荷物を入れる
ことができません。こんなマンションがいくつも現れて気が滅入るばかりとなりま
す。
4.事故リスク、未配、誤配ペナルティに怯えるアマゾン配達員
未配を出す、誤配をするなどを繰り返すと、個人評価が下がってきます。その結果、
業務委託契約を一方的に解除される仕組みになっているのです。それはすなわち失業
ということです。配達時間に余裕があり、しっかりゆっくりとできるならいいのです
が、毎回とても余裕などなく、昼飯の時間を削っても追いつかない状況で配達をしな
ければならず、当然事故や怪我、誤配などが起きるリスクが高まります。フリーラン
スは事故も怪我も当然ながらすべて自分持ちです。
5.アマゾンフレックス要員は縮小されている
アマゾンフレックスはアマゾンと直接契約して業務を行います。ところが、現在のア
マゾン配達ではDSP(デリバリーサポートパートナー)と呼ぶ零細な下請け運送事業
者に業務委託して、その事業者と個々に契約した個人事業主に配達を任せるシステム
が増加しています。フレックスのように直接業務委託でないため、アマゾンとしては
、DSPに個人事業主の管理を丸投げして手間を省くシステムを作りました。問題があ
ればDSPを締め付けて是正させるような管理です。その分報酬も多く払っているよう
です。
私のような軽貨物個人事業主はDSPと契約した方が仕事のオファーが安定し、報酬
も安定して稼げるようになっている様子です。しかし、報酬だけを目当てにDSPと契
約すると、業務の自由度は制限され朝8時頃から夜の10時頃まで拘束(途中休憩は
2時間ほど)され、休みもシフト制のため自由にはならないなどの制約を掛けられま
す。自分の裁量で好きな時に自由に仕事ができるのがアマゾン配達の良い点であった
はずなのに、金のために自由を放棄するのではアマゾン配達をやる意味はないのです
。
6.アマゾン配達はたまにしかやらなくなりました
現在の私のアマゾン配達の状況は、比較的田舎のステーションで月に2~3度の配達し
かしていない状況です。田舎なので大型マンションはほぼ皆無、道路の交通量も少な
くどこに車を止めても文句を言われることもありません。走行距離は多め(1日10
0km前後)になりますが、ストレスは激減しました。ただ残念なことに、全体の物
量が少なくオファーがめったに取れません。これではアマゾン配達では収入になりま
せん。そんなこともあり、ほかの配送にもチャレンジすることにいたしました。
この続きは次回にまた、ご報告いたします。


