中国人向けのマナー講座、終えてきました。
ビデオカメラもまわっていたので、カメラ目線でヘン顔の一つでもしようかと思ったんですが、そんな余裕はありませんでした。ちゃんちゃん。

講義の相手はなにせ中国人。

どこから教えてよいのやら、頭を悩ませました。
(以下は私自身の備忘録になります。でも、一緒に考えたり、笑っていただけたら嬉しいです。)

一番大事なことは
「他人に迷惑をかけていないか?」常に気をつけること
「他人が何を考えているか?」想像すること(特に日本人は思っていることを言葉に出さないので・・・)

この2点だと考えています。
この土台がしっかりしていれば、その先の行動は自然についてくると思うんです。
小手先のテクニック(たとえばおじぎの角度など)なんて後からなんとでもなります。
上記二つは一番大事なポイント、だけど一番わからせるのが難しい部分。
どこまで通じているのかなーと不安ですが、こればっかりは自分で体得してもらうしかありません。


とある学生(勉強あまりできない。授業中の態度も良くない)がふと漏らしました。

「日本人と交流するときは心理学の勉強が必要ね。心を読む必要があるね。」

ドキリとしました。なかなか言い得て妙です。
一度聞いたぐらいでは理解できないだろう、そんな風にタカをくくっていたのに、彼らも要所要所はおさえているようです。
私自身、教えることについて改めて考えさせられました。
彼らに向き合わなければ、私自身がしくじります。
こんな単純な私の心の中身なんて、それこそすぐに読まれてしまうでしょう。



自己中心的に動いている人がほとんどのこの国あせる
ただ、文化の違いによって誤解されることが多いのも事実です。
一般的に、声が大きくてうるさいと思われるのも、言語の特性上、発音がはっきりしているからそう聞こえるというのもあります。

手を洗ったらハンカチで手を拭きましょう。服で拭かないようにしましょう。
お金はポケットにそのまま入れないで、お財布にいれましょう。
授業中堂々と電話に出るのはやめましょう。

日本だと、こんなこともできないの?と思われることも、文化が違うから知らない。注意された事がない、だからできない。
ただそれだけです。

日本で日本人向けにマナーを教えていた時と比べると、どれだけ苦戦するかと心配していました。
でもいざやってみると、「文化が違うから」ですまされる分、意外にもまっさらな状態で受け入れてくれると感じました。
こちらが匙を投げなければ、きっと身につけてくれるはず!?

そんなわけで、マナー講座がレギュラー開講になった今、さらに日本語教師にどっぷり浸かることになりました。
一方、USCPA合格後のキャリアプランがかなり脱線しています。
自分の責任といえばそれまでなんですが、これからどう立て直していくべきか考え込んでしまいます。

まさか、教えるということがこんなに楽しいなんて。
人はこんなにも成長していく生き物だなんて。
知ってしまった以上、もっとのめりこんでいきたい。
でも、会計のキャリアどうなる???????

悩ましい。
さきほどまで日本から友人が我が家に泊まりに来ていました。
本当はホテルをおさえていたのですが、チェックインしようとすると
「予約取れてません」
とのこと。これだから中国は・・・

今は観光シーズンなので、5☆から3☆、ビジネスホテルまで満室。
うちでよければ、と、この際なので当地で知り合った仲の良い友達も呼んで、昨夜はパジャマパーティーをしました。
30歳を過ぎても、結婚しても、海外に住んでも、気の合う友達にめぐり合えるというのは本当に幸せなことです。
友達が帰ってしまった今、ちょっぴりしょぼんとしてますが、逆に、人の縁は絶対大事にするぞと、より一層強く思うのでした。


日本はお盆明けですよね。
みなさんエネルギーを蓄えて、再発進している頃でしょうか。
私は、日本語教師としてちょびーーっと慣れてきたところです。
9月以降は日本語の他に、日本のマナーについても教えることになりそうです。
過去にマナー講師を担当した事はあるものの、外国人相手は初めて。
この講座自体、学校初の試みだそうですので、じっくりと案を練って取り組みたいと思います。

表面的なことを教えると、学生達はただ真似るだけ。
でもそれでは、あまり意味がないと思うんですよね。
どうして日本人はこういう行いをするのか。
日本ではどうしてこういうマナーを要求されているのか。
そういった根本の部分を自分の頭で理解しないと、ふさわしい場面でふさわしい対応ができない気がします。
本当はじっくり進めたい講義なのですが、カリキュラム上それは難しいのかなあ・・・。
どこにポイントを置くべきなのか、なかなか悩ましいです。


そうそう、USCPA試験後の目標が決まりました。
中国に住んでいるのですから、やはりこれしかありません。

中国語!!

具体的には、いわゆるビジネスレベルと言われるHSK8級を今年中に取りたいと思います!
今のところ読解のパートしか8級レベルに到達していないので、この数ヶ月は苦手なパート(聴力、文法)の強化に努めたいと思います。
そして余力があれば、TOEIC900・・・・・。
がんばります!

働き始めて、ようやく自分のペースが掴めてきました。忙しいと思っているときの方が、全てのことに対してやる気が出る。
なんとなく気づいてはいたのですが、やっぱり専業主婦は向いてなかったんだなあ・・・。
本州から1ヶ月遅れて、今日は北海道(道南を除く)では七夕です。
そしてここ中国は、昨日が七夕でした。
天に届けと言わんばかりに、夜は大きな打ち上げ花火が上がっていました。
クリスマスやバレンタインデー同様、記念日に男性が女性にお花を贈るのは定番のようで、街中にはお花の売り子さんも見受けられました。


家の中では今こんなお花が咲いています。何のお花だと思いますか?

$朗らかにいこう!~USCPA受験と中国生活~


実はこれ、春菊のお花(黄色いほう)とルッコラのお花(白いほう)なんです。
春菊というだけあって、やっぱり菊の形してますよねー。

今年は家庭菜園をちょびっとがんばって、ハーブ類から小松菜、春菊、いんげん豆など野菜系を増やしてみました。
そうしたら、元気に育つこと育つこと!
春菊はおひたしや胡麻和えなどでさんざん食べていたのですが、成長のスピードに追いつかず、とうとうお花を咲かせてしまいました・・・。

文字通りの無農薬栽培。(←だって農薬がどこで売っているか知らないんですもん!)
中国ではかなりの貴重品です。
とはいっても、普段は市場や、農村からトラックでやってくるおばちゃんから買っている私。
一般的な日本人の方々より、安全が、とか清潔度が、とか気にしない方です!!
だから、家庭菜園は「安心安全のため」というよりむしろ自分たちの楽しみのためだなーと思っています。
ちなみに夫も道産子なので、緑に触れるのが相当嬉しいらしく
「草むしりで汗を流した後のメシは最高」
という何とも言えないセリフをつぶやいていました。

春菊を野菜として食べられなかったことは大変残念ですがあせる、この可憐なお花は家の中でしばしの癒しを与えてくれそうです。
急遽チケットをいただいて、先週は上海まで世界水泳を見に行ってきました。

当初は、日本人が最も注目していた29日(北島、入江選手の決勝など)の観戦のみ。
それが、明日のチケットもあるよ、明後日も・・・ということで、ご好意に甘えて3日間連続で会場に足を運びました。

$朗らかにいこう!~USCPA受験と中国生活~


日本選手が出場する時は、なんだか私まで心臓が痛くなってしまいました。
自分の小物っぷり再認識あせる
大舞台に立つということ、そのこと自体が相当タフじゃないと耐えられない。
こんな場で結果を出すできる選手達は、メンタル面も一流の中の一流です。


朗らかにいこう!~USCPA受験と中国生活~

朗らかにいこう!~USCPA受験と中国生活~


北島選手は、泳ぎ終わった後も表彰式の最中も、ずっと険しい顔をしていました。
離れたところにいる私でも、その悔しさが伝わってきました。

ただ唯一、優勝したギュルタ選手の勝利を称えた時だけ、笑顔を見せてくれたんですよね。
これが彼の強さだ、と思いました。
来年の栄光の舞台では、その笑顔はより一層輝いていることでしょう。
ガンバレ!北島選手!!がんばれニッポン!!


生で見た面白さといえば、国際舞台というだけあってそのお国柄が各所で見られたことです。

Tシャツとカバンをおそろいにし、応援もぴったりだったドイツ応援団
前のイスの背に足を放り出し、だらーっと座りつつ「U.S.A!U.S.A!」を連呼していたアメリカ応援団
バイキングの角笛のような楽器を駆使し、「ブォーブォー」鳴らしていたスウェーデン応援団
中国応援団は、とにかくうるさ・・・・・・・・・・・・・・・・


ご好意によりVIPチケットをいただいたため、すぐ下にプレス席がありました。

朗らかにいこう!~USCPA受験と中国生活~

各国の記者さん達がこちらに集合して、試合を観戦しながら原稿を作成しています。
「Team Germany!!」と書かれたTシャツを着て、黙々と仕事している方もいました。
静かな、でも熱い思いが伝わってきました。

そうそう、熱いといえば我らのM岡S造さん、カメラが回っていないときもそのままでしたよ!!
毎日蒸し暑い!!

といっても、エアコンなしで過ごせるくらいなので、多くの日本の都市に比べると涼しいくらいなのかなぁ。

海の街なので霧が多く、湿度が高いのがちょっと・・・NG
気温以上にムシムシしている気がします。

相変わらず、暑くても冷たい飲み物は飲みません。
でも、少しスッキリしたい!そんな時は茉莉花茶(ジャスミンティー)とこちらの桂花烏龍です↓

朗らかにいこう!~USCPA受験と中国生活~


「桂花」はキンモクセイの意味。
あの芳しいお花の香りをつけたウーロン茶でございます!
右の筒型の茶杯は「聞香杯」と言って、香りを楽しむための専用の茶杯。
桂花烏龍のように香りの強いお茶は、聞香杯を使ってより深く堪能することができます。
飲んだ後はほんわりと口の中に香りが残るので、とても幸せな気分に音譜
この香りが苦手な方もいらっしゃいますが、好きな方にはたまらないお茶だと思います。


ところで話は変わりますが、最近、街中のカフェがすごい勢いで増えています。
アメリカ人と日本語レッスンするのはカフェのオープンテラスなのですが、この通りには10軒ぐらいズラッと並んでいます。

$朗らかにいこう!~USCPA受験と中国生活~

プラタナスの並木がとても綺麗で、以前は数軒のカフェだけが存在したこのストリート。
気がついたら「珈琲茶芸街(Coffee & Tea Street)」という名前までつけられていました。
その名の通り、ここにはカフェに混じって中国茶の茶芸館も数軒存在しているんですよ。中国ならでは。
新興勢力に負けず、その存在をささやかに主張している茶芸館たち。
具体的に何をどうというわけではありませんが、暖かく見守っていく所存であります。

このブームに乗っかってなのか、欧米に10年以上住んだ後、地元に帰ってカフェをオープンさせた、という中国人の話を何度か耳にしました。

「両親の世話のために戻ってきたんだ。」

表面上の理由はこうですが、中国でのカフェブームが少なからず背景にはあると思います。
欧米での本場の味や雰囲気が楽しめるカフェは、今、流行に敏感な若者や、人と差をつけたいお金持ちなどを十分に引き寄せる要素を持っています。
先進国での在住が長期になると、帰国するのは相当躊躇われると思います。
それでも帰国するというのですから、今後の中国のカフェ市場が、それだけ魅力的だということなのでしょうか?