夏のチャレンジ 未知の本番編1

当日は恐ろしいくらいの晴れ。
今年の高知は割合涼しかったのですが
お待たせ!とばかりに真夏日到来。
こうなると高知の日差しは容赦ありません。
痛いくらいの日差しの下
チームのみんなが会社に集合して
まずは出発式です。
社長が気合いを注入する挨拶をしてくれて、
初踊りを仕事の手を止めて見にきてくれた社員さん達の前で披露します。
着物風の化繊の衣装(ものすごく暑い)、
知っている社員さんたちが見ているという緊張感(みんなちょっと心配そう)、
練習場と違う足下(がたがたしている、そのうえ雪駄)。
汗が止まりません。(でもメイクは崩れません、さすがよさこいメイク)
まだ町にも出てないのに意外なほどの消耗っぷり、
このひと踊りでふらふらです。(初日の一発目がいちばんきついものらしい)
初心に戻って「倒れない」ことが今日の目標。
さあさあ、町に繰り出しますよ!最初は上町!
ところが、自分たちの番がくるまでに2時間近く時間があります。
こんなのは当たり前で
よさこいで大変なのは実は踊ってる時より待つ間なのだそうです。
(10分踊るために2時間待ったりする)
勝手知ったる踊り子達は炎天下で待っていては持たないと、近くの喫茶店や日陰に避難。
この日ばかりは日陰と水分のあるところとトイレは踊り子でいっぱい。
いよいよ、私たちの番が来ました。
整列してスタートを待ちます。沿道にはすでにたくさんの人。
緊張!笑顔がひきつります。
合図とともに音楽がはじまり踊り始めです。
ああ、緊張で思うように体が動きません。
なんだか夢の中で踊っているような違和感。
あきらかに間違えながら、ようやく踊り終えました。
私の後ろで踊っていた友達が
終わった後 笑いながら
「1人で振り返ってなかった?」
と言いました。
ええ、みんなと目があってびっくりしました。
あんなに練習したのにデビューは惨敗!
楽しむ余裕も落ち込む間も無く次の場所へ向かいます。
夏のチャレンジ 未知の本番直前編

補習以来 取り憑かれたように練習に励んだ私。
ダンサー目指してんのか!と自分につっこみつつも
会社のエレベーターや給湯室でも一人になったら即練習。
「言われた通りに動く」から→ようやく「踊る」という感じになってまいりました。
おまけに隊列を決めるときに決まった
私のペアの子が超ポジティブな明るい学生さんで
「テンションあがりますねー。」
「この季節はほんと高知に生まれてよかったって思いますよねー。」
と笑ってしまうくらいのポジティブ発言ばかりしてくれるので
踊りながらもニコニコできるようになりました。
さて、そんなこんなでついに迎えた本番。
よさこい当日女子は早朝からメイクにヘアメイクに大忙しです。
高知中の美容院がこぞって踊り子を仕上げます。
よさこいメイクはとにかくバッチリ、はっきり濃いめに。
舞台メイクと一緒で近くで見ると恐いくらいが基本です。
特殊な日焼け止めやファンデーションで崩れさせないことに
美容師さん達も心血を注ぎます。
髪はガチガチにスプレーして激しく踊っても崩れないようにしてくれます。
「高知の美容師さんは特殊技術がひとつ余計にいるなー。」
と感じました。
その特殊技術により
髪をお団子にして、目の上真っ青、唇真っ赤にした私は
予想以上に・・・
おかめさんみたい。

思わず友達にそうメールすると
「私は、ミッツ・マングローブみたいになった。」
と返事がきて笑う。
よさこい当日は宝塚や
ショーに出る前のニューハーフみたいな老若男女で町がいっぱいです。
じっさい女装してる人や、コスプレしてる人もいますが、
この日はまったく違和感なし。
髪を高く結い上げ、チームごとに色とりどりの衣装に身を包んだ
踊り子や、飾り立てた地方車(=じかたしゃ:詳しくはこちらを参考に)がぞくぞく高知中心地に集合しはじめます。
いよいよ祭り開始です。
夏のチャレンジ 当惑の練習編2

(差し入れに友達が作ってくれたサワードリンク。新聞バッグには「突破する力」という文字がど真ん中に・・・メッセージ?)
よさこい祭り。
練習中盤、毎日なかなかのスピードでふりが進んでいくので怖くて練習を休めない。
ついつい皆勤賞(友達たちもそうでしたが)。
しかし課題は山積み。
誰もがとても上手に見える。
すっごい上手な子が、
ひと踊りした後に気さくに
「いやー、難しい!できないですねー☆」
とかって声をかけてくれるけど、うれしくてついつい
「ね、ねー☆」
とかいいながら
申し訳なさでいっぱい。
いやいやいや、できないのレベルが
町内会と世界大会ぐらい違いますから。
そこまでじゃないんじゃない?
と 思った皆さん・・・。
いえ、私も
「もしかしたら、ちょっと普通になってきたんじゃない?」
なんて1ミリくらい思ってました。
恐怖の肩たたきに合うまでは・・・。
木曜日の練習後
しきりをしてくれている係の人から
「明日、今の段階でちょっとみんなから遅れているなと感じる人には
肩たたきがあります。インストラクターさんに肩を叩かれた人は
土曜日補習です。」
と発表がありました。
みんながざわつくなか、
9:1でくるだろうとは思っていた私はかなり肩を鍛えて金曜日に臨みました、
・・・が、本当に肩を叩かれると鍛えきれなかったメンタルの方がかなり衝撃をうけました。
皆勤賞で肩たたき・・・。私のダンスセンスって・・・。
補習にかからなかった友達たち(みんなうまい)が
「一緒にいっちゃおか?」とか
「送り迎えしちゃおか?」とか
いろいろ慰めてくれますが、
もう、落ち武者気分の私。
完全に矢が刺さってます。
その後、友達から
「次、どんな踊りやったっけと思いながら踊ってはだめ。頭はからっぽに。
体がかってに動くようになるまで踊ること。」
「鏡を見て踊ること」
とアドバイスを受け。
みっちり補習も受けました。
おかげでふりはほぼ入ったけどうまくなった感は0。
「どんだけ踊れてないがやろう・・・。」
と、ふと良い方法を思いつきました。
家でデジカメの動画モードで自分を撮影しながら踊る!という方法。
・・結果。衝撃映像がとれました!!
自分で爆笑。
「遅!弱!」
おじいちゃんのラジオ体操(失礼)かと思うキレの無さでした。
井森美幸も真っ青のリズム感と真剣な表情。
これはいけません。
さて、(この時点で)残り一週間。
この衝撃映像をもとにどこまで改善できるか!
目標は「倒れない」から「ワンテンポ遅れているから0テンポにできるかぎり近づけていく」にちょっとグレードアップ。
よさこいの教訓その3、目立たないように小さく踊るとかえって目立ちます。
よさこいの教訓その4、笑顔で踊る練習を。なんでもないのににこにこできない場合、
面白いことを思い出して笑いましょう。
真剣な顔をしていると踊りがあやしいのがばれます。
よさこいの教訓その5、とにかく前をみて前の人と列をそろえましょう。
一緒に動けているとへたでもきれいにみえます。
追記:会社の守衛さんがガラス越しに身振りで「今日もよさこい?」
と鳴子を鳴らすまねを私にしてくれましたが。
私よりよっぽどキレがあってうらやましかったです。