今週末から来週まで、気温が高い日が続くらしい。

1週間前の週末は、寒くはないものの暑いとはいえない気温だったので、ここにきていきなり夏が来た感じだ。

 

ことしは高校生の多くは6月21日ごろから、小中の子どもたちの多くは28日ごろから夏休みも始まり、これから9月のレイバーデー(今年は9月2日)まで夏休みが続く。

 

夏休み開始とともにこの暑さ、である。

気温は30℃くらいなんだが、体感気温が35℃くらいになるらしい。こちらのひとは25℃を超えたら「暑い!!」と騒ぎ出すので、30℃なんていったら大変な暑さである。日本に比べればましかもしれないが、こちらの暑さは凶暴なんでね。まず日差しが日本より強いので、日光が当たってると腕とか痛い感じがする。湿度は日本ほど高くはないため、通常夏でも日陰に入ればさわやかなんだが、こう気温が高いと日陰でもやっぱり暑い。

 

数年前にヒートドームがBC州を覆ったときは、熱波がやってきた。あのときは外に出て息を吸うと、空気が熱くてノドがちょっと痛い感じがした。砂漠の暑さってこういう感じなんだろうか・・と思ったもんだ。

高齢者など体力がない人は熱中症にかかったり、亡くなる人もいた。内陸にある小さな町は気温40℃を超えてBC州で一番高い気温を記録したが、その後、火災が起きて町のほとんどが消失してしまうという悲劇に見舞われた。

 

今回の暑さはそこまでいかないと思うが、やはり高温注意報が出ている。私の部屋は南西向きで一番上の階なので、この家の中でいちばん暑い。日が高いお昼過ぎよりも、夕方ごろのほうが暑いのだが、この部屋は方角的にいつまでも暑くて夜になっても、もわーーっと暑い。そんななか扇風機を回して寝るのである。

 

全世界的な傾向って感じだけど、こちらも夏が以前より暑くなっていると思う。

昔は夏でも扇風機で十分。エアコンはいらないなと思っていたが、いまはエアコンがあったほうがいいかもと思う時もある。実際、家に取り付けるひとも増えている。それでもなくてもなんとかなるので、まだ日本よりはしのぎやすいのだろう。

 

私の住むタウンハウス(日本でいうテラスハウスっぽい・集合住宅である)には、屋外のプールがある。住民はみな使えるのだが、私は子どもが小さかったときくらいしか行ったことがない。すこし水は暖かくしているらしいのだが、温水ではないし、いくら外が暑くても私にはやっぱり水が冷たくて入りたくない~。

 

ここのプールは大人だけのスイミングの時間と、ファミリーで使える時間帯を分けているのだが、ファミリータイムには、プールアテンダントなる若者がプールサイドにいて、ちょっとしたお仕事をするのである。

監視員ではないので、万一溺れた人がいても助けるわけではない。その辺は自己責任となっているらしい。

プールアテンダントは、プールの塩素の具合をチェックしたり、プールサイドを掃除したり、そこに置かれているイスやテーブルを整理したり、プールを使う際の注意点(シャワー浴びてから水に入ってね、等)を伝えたりする。

 

毎年プールが開くころになると、ストラタ(住民が作る理事会みたいなもの)のひとが、プールアテンダントを募集する。別に外部に向けて広告とか出すわけでなく、基本的にここに住んでいる子に対して募集をかける。いちおう、学生の夏のバイトって位置づけなので、おとなは採用されない。

うちの息子がこの仕事をしている。ことしで3年目だ。プールに来る人とお話したりして交流を楽しんでいるようで、意外にこの子って社交的だったのね・・と驚く。プールには常連客(?)みたいなひとがいるので、そういうひととは道とかで会って「あー、こんちは」「げんき?」なんてやり取りを交わしたりしている。

 

この仕事のいい点は通勤時間がほぼないってことだろう。家を出てから1分もかからない。

あと、仕事内容は簡単なのが楽でいい。

良くない点は、天候に左右されることかな。雨が降っていると、基本的に仕事はなくなる。雨だとプールにひともほとんど来ないので、プールアテンダントがいる必要もないのである。

 

それにしても暑いわー。プールはもちろん盛況のようである。プールの収益はないし、ひとがたくさん来ようが少しであろうが、プールアテンダントのお給料にはあまり影響はないけどね。

 

プールの横には集会場みたいなのがある。ここの住民がお金払って予約して使用することができる。テレビ、調理器具、冷蔵庫、ソファ、テーブルなんかがあって、パーティーなんか開くのに使えるのだ。その部屋からのプールの景色。この写真を撮ったのは、午後9時半。外は薄暗くなってきているころ。プールではティーンエイジャーがワイワイ遊んでいたので、プール全体の写真を撮るのはやめたのでした。ニヤリ