暁の峰 -21ページ目

初めての2人での夜

ここらで一気に今に追いつきたいが故、ざっくり行きます。



何度か登場している幼馴染の家へ某日夕方、単身向かいます。

多分とっくにお気付きかと思いますが、幼馴染って♂です。はい。

小学校から中学まで8年間同じクラスでした。

地区が同じで、私の弟の先輩でもあり、奴の弟は我が弟の後輩にあたります。

お蔭で家族ぐるみで仲良くさせていただいていました。


奴の弟の家に2人で泊まったり、仲間内で雑魚寝なんてのは今までもありました。

でも、2人で過ごすってのは…20年近い付き合いで初めて。

正直なところ、いくら友人たちに「その幼馴染とくっついちゃえ!」と言われたにしても、良く行動したな~とare?*

(この友人は30後半から60前半くらいの年代の方です)

「GW暇だからそっち行って良い?んで泊めて」

なぁんて、さらっと言ったけど心臓バクバクものでしたあせる

でも、「別に良いよ」っていう向こうも向こうだと思う←すっごい勝手。


ただ実際には、私は奴とどうこうなりたいとか思って行った訳ではありませんでした。

1年以上付き合っている彼の事を、奴にはやはり話しておきたいと…

でも、結果的に話すことは出来ませんでした。



夜、2人で飲みながら仲間内の出産について話していました。

さりげなく「最近良いな、と思う人がみんな妻子持ちなんだけど」と切り出す私。

「いやアウトだろ」即答する幼馴染。

…浮気とか不倫とか、頑なに許せない奴なんです。

分かっていたんです。

今まで幼馴染には、大抵のことは話してきました。

どうしても話すことが出来なかったのが彼のことでした。

本当はこの時、「助けて」って言いたかったんです。

言えなかったのは、彼を失うことよりも幼馴染に軽蔑されることの方が怖かったから…。



翌日、何事もなく花を見に行き、パターゴルフをして解散しました。

2人で同じ部屋で手を伸ばせば触れる距離に寝ていて、何も起きませんでした。

私はとても神経質なので、心を許していない人が一緒にいると寝付きが悪く、眠りが浅くなります。

幼馴染には完全に許していると思ったのに。。。

駄目でした。

結局、友人たちが望むようには幼馴染を恋愛対象に見ることは出来ませんでした。



それでも私は、彼と幼馴染が危なかったから幼馴染の方に足が向くでしょう。

彼の周囲に私を勘付かせてはいけないから。

…いいえ、それ以上に、彼氏としての彼を失うより友人としての幼馴染を失う方が私には怖いから。



私は、醜い。