生を受けた日。其の弐
「なんでそんなこと言うの?
サプライズにしようと思ってたんだけど、今日の最後に『おめでとう』ってメールするつもりだったんだよ。
澄那は覚えてなくても、おれは絶対忘れないよ。」
…それでも、その日の【最後】…。
その日の最初にはなれなかったから、彼なりの拘りで最後だったんだろうと思います。
でも。でも。
一日中、悲しくて仕方なかった。
本当に苦しい一日だったって。
泣いてメールをしました。
だけど、忘れられたんじゃなくて、良かった…。
傍にいられない分、せめて近くに感じていたかった…。
彼は、マメな方だろうと思います。
朝も夜も、ちゃんとメールをしてくれます。
電話は…ないけれど。
じゃあ何が不満って?
いいえ、いつもいつも不安を抱えてしまっているだけです。
でもそれが、私自身が自分の首を絞めているのだとは、まだ気付けていませんでした。