暁の峰 -18ページ目

生を受けた日。其の弐

「なんでそんなこと言うの?

サプライズにしようと思ってたんだけど、今日の最後に『おめでとう』ってメールするつもりだったんだよ。

澄那は覚えてなくても、おれは絶対忘れないよ。」


…それでも、その日の【最後】…。

その日の最初にはなれなかったから、彼なりの拘りで最後だったんだろうと思います。

でも。でも。

一日中、悲しくて仕方なかった。

本当に苦しい一日だったって。

泣いてメールをしました。



だけど、忘れられたんじゃなくて、良かった…。

傍にいられない分、せめて近くに感じていたかった…。



彼は、マメな方だろうと思います。

朝も夜も、ちゃんとメールをしてくれます。

電話は…ないけれど。

じゃあ何が不満って?

いいえ、いつもいつも不安を抱えてしまっているだけです。

でもそれが、私自身が自分の首を絞めているのだとは、まだ気付けていませんでした。