長期インターンで4年生を送り出す最後の日だった。

私が働いている長期インターンの会社は少し特殊で、とにかく裁量が大きい。
裁量が大きいといえばよく聞こえるかもしれないが、悪く言えば負担が重い。

働き始めてほぼ1年が経ったが社内の連絡ツールであるSlackを開かない日はないし、スピードと質が両方求められる。また、架電などよくある長期インターンの仕事ではなく、実際に自身がフロントに立ってクライアントに責任を持っている。(これが法律など的にいいのかは不明)

こんなにもいい意味でも悪い意味でも大変な長期インターンを私はほかに知らない。

そんな環境のため、ほんとうに熱意のある学生が多い。小さな会社なので少数精鋭で、自分が言うのもおかしいが優秀な人ばかりが集まっている。今現在は10人ほどインターン生がいて、4年生も何人かいるのだがそのまま入社する先輩もいるため「卒業」という形を取るのは1人のみだった。

その先輩は私とは違う部署だったが、とてもとても話しやすい先輩で、その部署が就活生のリクルーター的な業務もしていたことから就活の話をめちゃくちゃ聞いてもらっていた。

就活の話を友人や家族にしづらかった私にとって1番話しやすくもあり、建設的なアドバイスを貰える頼りにしていた先輩だった。

前置きが長くなったが、最後の挨拶の時にその先輩が、「このインターンを2年半やっていて1番学べたことは、自分の無力さです。なんでもなんとなく思いどおりになってきていた自分の人生の中で、こんなにも上手くいかないことは初めてで辛いことも多くありました。だけれども同時にそれが熱い気持ちを湧かせたり、自身の成長にも繋がりました」という話をしてくれていた。

この話を聞いて私は不意に泣きそうになってしまったのだが、感情としては「驚き」と「恥ずかしさ」のような2つの感情が入り交じったものを感じた。

まず「驚き」に関しては、私からしたら本当に優秀で明るくて、なんでも熱意を持ってそつなくこなしていたように見えていた先輩も自分の無力さを感じたり、それに伴った葛藤やもがきがあったのだと初めて知って、純粋に驚いた。

次に「恥ずかしさ」については、大きくわけて2つの要因から感じたのだと思う。

まず1つ目は、そんな先輩が潔く自分が無力だと認めている(そしてそれを公開している)ことに対してすごくかっこよく感じて、それに対して自分は弱い部分に目を向ききれず自分の得意ばかり気にしていることに恥ずかしくなった。

そして2つ目は、そんなふうにもがくことができるほどの気持ちを持ってインターンに挑めていないことに恥ずかしさを感じた。

別の先輩から聞いた話だが、「自分はできると思うことしか頑張れない」と言っていて、私もそうかもしれないと思った。

今まで色んな挑戦をしてきて、辛かったことも沢山あったし毎日泣きながら継続したこともある。それが今の自分を形作っていることに間違いはないが、もしかしたら「絶対できる」と思っていたからあんなに頑張れたのかなと今になって考えた。

私はここ3ヶ月くらい長期インターンで目立った成長をできていないように感じる。
実際忙しかった部分もあるが就活をシェルターのように使い、物理的に時間が取れないのだから向き合えないのは仕方がないと言い聞かせ、向き合うことから逃げていたのかもしれないと思った。

熱中できない、目的がないから頑張れない、というのも理由としてはあるが、その根本には「全力を出して上手くいかないのが怖い」「自分が得意だと思っていた、勉強と近い分野のことで失敗したらどうしよう」🟰無力だと自覚したくない
と思っているのかもしれないと今日自覚した。

私は今までの経験からある程度プライドが高い(努力してきたことに対してプライドがある)。だからこそ無力だと思いたくないし、それを思い知るのが怖いから全力を出すことから逃げているのだ。

それってなんかダサいな、と自分で思ったし、せっかく重いインターンをして月に80時間以上をインターンに費やしているのだから、あと1年、卒業する時に何かを得ていたいと思うし、本当にここで働いて良かったと心から思いたい。そのためにも自分のできないかもしれないという恐怖と向き合い、時には無力さを認めるかっこよさを身につけて成長しなければいけないと思った。


だけどよく考えたら、長期インターンは正社員とは違い、辛かったら逃げ出すこともできる環境ではある。途中で辞めることもできるし、休むこともできる。そんな中で私が就活をしながらも辞めずに続けている背景にはやっぱり途中で諦めたくない、自分が成長したいという想いがあるのだと思う。そう思うと自分ってそういう意味で負けず嫌いだなと感じるし、その気持ちは大切だとも再認識した。

できないこと、失敗することは何かを失う訳では無いし、かっこ悪いことでもない。
それを心に留めながら4月からまた心機一転で頑張りたい。

なんか最後まで影響を与えてくれてかっこいい先輩だったな。
私も誰かにいい影響を与えられるような先輩になる。