生きる事 | おっさんパワーレーシング

おっさんパワーレーシング

80年代のバイクを再生しています。アークから老犬を迎えた里親です。記事は主に嫁が書いています。
バイクに関しては日本の昔の技術はすごい!すぐに買い替えるなんて、もったいない!まだまだ乗れる!


お正月早々ですが

旦那と引き取りに



旦那が昔働いていた時から

知っている彼のバイク



レースしてたから

そんな用品の諸々を

引き取って欲しいとの事



彼は病に侵されていて

もうバイクには乗れないと


私よりは10歳は若い彼は

病に侵されていて

状況があまり良くない方へ進んでいる


引き取りした帰り

車の中で旦那が私に

「あいつはもう治らんの?」

と聞いて来た

私は彼と同じ病であった家族の方の

手記を読んだ事があり

厳しい結果である事を知っていたので

難しいかな

と伝えました


でも希望は捨てない


生きている限り



治療にお金がかかるという事

も踏まえて

彼はバイクを処分する事にした


彼が一番バイク好きだったと思う

旦那達がバイクに乗らなくなっても

(もしくは諸々の事情で乗れなくなっても)

彼はずっと乗り続けていたから


そんな彼の気持ちを思うと

切なくて

つらくて


まだ小さい子供もいて

弱って行く自分がいて

「食べられ無いから力出ないんで」

と言って私が持てる部品も

持てなかった


この先どうなるのか


彼を見ていると

旦那がフリーになって

我が家もこの先どうなるのか

と思うけれど

そんな心配はどうにでもなる!

って思う


だって

私達はとりあえず健康だもの



私の親友も命がけの病から

回復した時から

いつも残りの時間を考えている

と言っていた

一度は戻ってこれないかも

と思い

家中の自分の過去のもの

要らないものを処分して

入院したと言っていた


退院して回復してからは

新しい仕事とマラソンを始めた





命がけ




とはこう言う事かと思う




学生時代

私達は呑気に授業中寝ていたり

ぐうたらしてアホな事や恋愛話

ばかりで勉強もせず

運動も特別得意でもない

そんな彼女が走ってると言う事実が

信じられない!


でもそれくらい大きな事を彼女は経験した

何度も何度も病に侵されても

また走っている




私達が生きると言う事は

命を全うすると言う事は


そんな風に命を燃やして燃やして

燃え尽きる事


彼女を見ていると

そう思う


人の命は無限では無いからこそ

尊い

だから生きる



生きているからこそだもの