これはもしや……検査結果を聞く直前に起こったこと。 | 長女Aは、夢を見る。

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長女A(満50歳)
父と同居を始めてみた。

大学生の息子×2
父の愛犬
ワタシの愛猫

楽しいことばかりじゃないと
重々考えてのことだったけど

想定以上の毎日に
もう笑うしかないわけで。

いや、ほんとは泣いて怒ってばかりだけどさ。

 

 

 

 

ねぇ、入会したその夜に

初ジム行ったわ!

昨日のブログ書いたあとに

思い立ってw

 

 

 

映り込むぽっちゃり長女A

館内の撮影はOK

レディースゾーンワタシひとり!

 

 

 

最近ワタシの

何かがまた動きだしてる気がするのは

父のアレ

すっかり落ち着いているからかしら。

 

 

どうかしら

 

 

 

 

 

認知症の父との日々を書いています

現在、要介護1認定の父(77)との日々

 

認知症?と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

 

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。
 

 

 

 

 海へ…………

 

 

 

すべての検査が終わった翌週

結果、診断を聞きに病院へ。

 

 

この時点(2023年9月末)で

リフォームは8割がた完成

同居はまだ、の状況。

 

 

少しずつ

いろいろな変化が起こった父のすべてを

まだ深刻に受け止めていなかったのは

(ブログの文面からも不謹慎さが漂う)

 

 

超近居だけど

一緒に住んでいなかったからかもしれない。

リフォーム中は夕飯は

うちのマンションまで歩いて食べに来ていた。

 

 

退職後の父の生活は

まぁ、細かく書くと長くなるので

一言で言うと

「やることがなくてクソ暇泣きたい

という感じ昇天

 

それを見越して

いろいろ策は講じていたんだけどねー

子どもたちとしては。

 

 

残念なことに

本人の意思がないと何事も進まないのよ。

それぞれ多忙な身でもあるし

「一緒に」っていうのが難しかった。

父の人生ほぼ仕事に夢中だったしね。

 

 

 

平日は特に。

 

 

でも、事件は

病院での検査から検査結果の受診までの間の

休日に起こった。

 

 

朝からリフォーム工事の経過打合せに

実家に足を運んだワタシだけど

 

 

父の姿はなかった。

 

 

すっかり顔なじみの責任者の方が

「お父さん『ちょっと出かけてきますー歩く』って

ついさっき、あっちに歩いてったよ」と。

 

 

そうですかぁにっこりありがとうございますーって

どこに行くつもりなのか

父に電話して聞いてみたら

 

 

「おぉ、暇だで久しぶりにパチンコ行ってみるなー!」

 

 

って元気に言うので

 

 

あら、気を付けてねって切ったのです。

 

 

歩いて行ったのね

今までは車で行ってたけど

新鮮じゃない?なんて。

 

 

ワタシは

リフォームの用事はとっくに終わって

いろいろ済ませ

そろそろ夕飯の準備を、と家に帰り

父に電話してみる。

 

 

通話が圏外か電源が入っていない。

充電切れたか―ちょっと不満

連絡つかないまま夕飯時。

 

 

9月で陽がどんどん短くなってきていて

あたりはすでに暗い。

実家に行ってまだ帰ってきていないなら

店まで迎えに?

 

実家は工事の人がカギを締めて

真っ暗なままだった。

 

 

ワタシも鍵を締めて出ようと思っていたところ

 

 

外で車の音がしてから

父が入ってきた。

 

 

 

見たことないくらいヨレヨレの父。

 

 

残暑でまだ汗をかく時期だったけど

それだけではこうはならない。

久々パチンコで大負けでもしたのか?

精神的な疲労か?

 

 

絞りだしたカッスカスな声での話を聞いて

耳を疑った。

 

 

「パチンコ屋に向かってたのに

いつのまにかまったく知らない道で

迷って歩き回った。

通りかかった人にここはどこなのか聞いたら

『T市のO町だ』と。

俺はビックリしてな

そんなことあるか!と思ったけど

たまたまタクシーが通りかかったから

ここまで乗ってきた。

一万ばかかかったな」

 

 

T市…………驚き

こちらとある地方都市だが

隣といえば隣の市

しかし、そこはもう、海だ。

ワタシがマラソンのトレーニングに

長距離を走って海でゴール!という(帰りは電車)

何度も走ったその目的地だからワカル。

 

 

 

いつかのゴールで撮ったその海

 

 

確かにほぼ真っすぐ延々と進めば

辿り着くかもしれない。

 

 

距離でいえば………

 

 

20km先だが!?

 

 

タクシーの料金でいえば

確かに一万弱にはなる…?

領収書は「いらん大泣き!」と言って降りたらしい。

 

 

タクシーの運転手さんに

行先はと問われ

住所は思い出せなかったが

前日に行った眼科のための医療証を持っていて

住所を告げた。

ビックリされたという。

 

 

そりゃそうだ。

 

 

え……

これってもしかして

アレですか。

かの有名な

 

 

 

徘徊

というやつですか?

 

 

半分信じられないまま

ワタシは弟①にすぐに報告の電話をかけ

絶句させる。

 

 

とにかく疲れた

とにかく寝る

 

 

 

そう言って父は汗まみれのまま

ベッドに横になった。

 

 

 

この突然の慟哭に

ワタシを置いていかないで

誰か説明を、ください。