長女Aは、夢を見る。

長女Aは、夢を見る。

長女A(満50歳)
父と同居を始めてみた。

大学生の息子×2
父の愛犬
ワタシの愛猫

楽しいことばかりじゃないと
重々考えてのことだったけど

想定以上の毎日に
もう笑うしかないわけで。

いや、ほんとは泣いて怒ってばかりだけどさ。

 

 

 

 

 

 

GW前半はゆっくり過ごす中

昨日は学生時代のバイトの友人と

年イチ昼飲み、そしてそのまま夜飲み笑

 

 

昼から長居できる個室の店を

ここ何回か利用しているけど

居心地よすぎてワーワー9時間とか

 

 

まだまだワタシたち、体力あるのではにっこり

 

 

同学年の男①と一つ下の女①の三人で。

30年来の仲間が続くなんて

あらためて考えると、すごいね。

 

 

そして、1年前の話題に全然出てなかった

親の介護の話でもちきり。

ワタシ以外は近居だけど

全員要介護1とかジョークなの?って。

 

 

飲みすぎで楽しくて

今日の出勤忘れるとこだったオエーオエーオエー

 

 

 

 

 

 

認知症の父との日々を書いています

現在、要介護1認定の父(77)との日々

 

認知症?と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

 

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。
 

 

 

 

 

認知症の父の

薬の管理の記事を書いている真っただ中

 

 

 

 

 

 

 

実は、気になる異変があった。

 

 

真夜中に父が大きな声で叫ぶことが

3日間続いたのだ。

 

 

最初聞いたときは

あまりの恐ろしい叫び声に

何の声だかわからず、

ワタシは2階の部屋でしばらく硬直した。

 

 

叫び声は三日とも

人を〇してしまいそうな滝汗ほど

強く、吠えるような感じだった。

悲鳴といってもいい。

 

それは、1~2分で治まり

たぶん父は睡眠中で

自分ではまったく気づかず

そのまま普通に眠る、というもの。

→1階の父の部屋まで見に行って確認

 

 

これは

「レム睡眠行動障害」

父が診断されているレビー小体型認知症の

典型的な症状のひとつだ。

 

 

以前、父と同居していた弟③は

父が認知症を発症するだいぶ前、数年前から

「夜中に大声を出すことがある」

「寝ているときに暴れて

ベッドから落ちたことがある」

と言っていたが

 

ワタシが実際に気づいたのは初めてだった。

 

レビー小体型認知症の症状だとしても

もう同居を始めて半年以上

ずいぶん久しぶりに症状が出たんだな、

と思った。

 

 

「レム睡眠行動障害」でググると

原因はいくつかあって

もちろんレビー小体型認知症自体の

脳の影響もあるが

一般的な大きな原因に

「過度のストレス」がある。

 

 

ワタシはこれを見たとき

ドキッとした。

自分の後ろめたさからか

この項目しか目に入らなかった。

 

 

 

この真夜中の叫び声が始まった日の朝

ワタシは父のことをにらみつけた。

 

 

 

出勤時、玄関で靴を履きながら

目についたいろんなこと

 

 

・畑で泥だらけの長靴で玄関に入り土だらけ

 

・イヌも外を走り回ってそのまま家に上がり

床が汚れている

踏んだスリッパも泥だらけ

 

・飲みかけのペットボトルやゴミがいくつも

下駄箱の上に置かれている

 

・床に父が買って置いたであろう

トイレットペーパーの新品のパックに

イヌがおしっこをかけてそのまま

(以前からのイヌの習性なので

床に直置きしないように言っている)

 

・犬の足を拭く用の雑巾が

何枚も汚れたまま散らばっている

 

 

今に始まったことでもなく

幾度も注意はして、ワタシが片付けているが

父がそれらに気を付けられないことは

もうほぼ諦めている。

 

 

以前書いたように

父の安眠のため(徘徊防止)

父の部屋からすぐの玄関は

同居のうちの大学生たちは使わず、

奥のLDKの勝手口から出入りしているので

玄関周りは父のテリトリーなのだ。

 

 

かといってワタシは毎日そこを掃除するので

ストレスは溜まってはいた。

 

 

 

もう時間だったので

玄関の方に来た父に

 

「とりあえずここの床だけ

拭いといてくれない?

床まで泥だらけだし

ここを踏んで歩き回ると部屋も汚くなるから」

 

と、努めて普通のトーンで言うと

 

また注意された、と思った父は

(こういう細かいことを言うと嫌がる)

 

ワタシの声にかぶせ気味に

 

「はいはい、もう行け行け~デレデレ

わかりましたよ~♪行った行った♪」

 

と、わざとふざけて楽しそうに言った。

 

 

この悪気なく

明るい雰囲気でやり過ごそうという

父の性格は

時としてワタシの感情を異常に高ぶらせる。

 

 

ワタシは、スニーカーの紐を結ぶ手を止め

父の方に振り返り

冷たく父をにらんだ。

 

「言われるのがイヤなら、二度とやらないで。

そういうふざけたの

ほんとうに聞きたくないから」

 

 

無理なんだよ。

無理だってわかってるの。

だからワタシが黙って掃除して

過ごしてきたの。

 

 

ワタシの冷たくて改まった声に

父の表情が変わった。

 

 

 

それがわかっても

ワタシは何も言わず、そのまま玄関を出た。

 

 

よくある光景かもしれないが

ワタシの静かな怒りは

大きな声でわめかれるより怖い、とは

弟たちからも聞いたことがある。

 

 

父が徘徊していたときに

「怖い目にあっとる」と訴えたのは

こういうことだと、ワタシは自覚している。

 

 

 

そんな始まりの先週月曜日。

 

 

 

帰宅してからも、出来事は続く。