その日 最初のセックスのあと
真冬にもかかわらず
汗だくになっている お互いのからだをかさね合わせて
私たちは しばらく黙ったままでいました。
私は 顔のそばにある先生の胸に
指でそっと 文字を書きました。
「ちょっ・・・ くすぐったいよ。」
指で書いた文字は 「ス・キ」 でした。
「ねぇ なんて書いたかわかる?」
私のした質問に 先生はすぐには答えませんでした。
しばらくしてから
「わかったよ 俺も同じ言葉を書いてみるよ。」
先生の指が動いた場所は 私のお尻の上でした。
「やだっ くすぐったぁい。」
身をよじらせてくすぐったがる 私のからだを
先生は片方の手で しっかりつかまえて離してくれません。
「今のでわかったか? もう一回書こうか?」
私の返事など聞く前に 先生の指がもう一度動き出しました。
「わかった ちゃんとスキって書いてる
わかったから やめて・・・」
先生の指の動きが 止まりました。
「さっきのカナ 今まででも3本の指に入る・・・」
先生が ふと言い出しました。
「えっ なに?」
先生の顔を見ると 先生も私を見返してきました。
「さっきのカナ ホント よかったよ
感じてくれたのがよくわかる えっちな顔してた
色っぽいのな・・・」
その言葉に ボッと顔が赤くなるのがわかりました。
「やだっ もう忘れて頂戴
恥ずかしいよ・・・」
自分でも すごくえっちな気分になっていたのはわかったし
いつもよりも淫らになったことも わかっていました。
「自分じゃなくなったみたいだったの・・・
恥ずかしいから 本当 もう忘れて。」
何度も忘れてと言う私のからだを
左手でぎゅっと抱きしめて
先生の右の手のひらが 私の髪にふれました。
「やだよ 忘れたりするもんか
どんなに意地悪って言われても 俺の頭の中に残すよ
恥ずかしいことなんかじゃないよ
俺にだけ見せてくれる カナのえっちな顔
なんで忘れたりするかよ。」
私にだって 先生がそうなのでした。
セックスの最中の 先生の表情を
見たことがある女性は 残念ながら私だけではないけれど
それでも 愛おしい表情でした。
射精したあとの
苦しみから解き放たれるような表情を見た時は
この人のことを ずっと見守ってあげたい
口ではうまく説明できないけれど
そんな気持ちで 胸がいっぱいになったのでした。
「このバレンタインが 土日休みにかかっただろう?」
しばらく黙っていたあと 先生が口を開きました。
「えっ?」
「バレンタイン・デーが ちょうど土日休みにかかっただろう?
クラスのヤツらにしつこく訊かれてなぁ
『あっちゃん 大阪 彼女んちに行くんだろう?
それとも 彼女がこっちに帰って来るの?
どっちにしても 14日の晩はスケベなことするんだろう?』ってさ
アイツら わかってんなら訊くなよって・・・」
その光景を 簡単に思い浮かべることができます。
私がくすくす笑っていると なにか思い出したように
先生がまた 話をはじめました。
「飯嶋先生にもな
『香川先生 一度悪くした腰は養生しないとダメだよ
あなたは若いから 難しいかもしれないけど
無茶は禁物 ほどほどにね』って言われたんだ。」
先生は 今までにも何度か腰を傷めているので
本当は 飯嶋先生の仰る通りなのです。
「でも 腰は飯嶋先生の言う通りよ
無茶して また悪くなっちゃいけないから
あんまり 動かしちゃ・・・」
「そんなの 無理だ・・・」
先生の右手が 髪の毛あたりからすっと移動してきました。
私の乳房を 包むようにふれはじめました。
「男だもん 無理無理
こんなからだを目の前にして おとなしくなんてしてられるか・・・
現に今だって ほら
ひと休みしていたヤツが また起き出してきたぞ。」
先生にそう言われた時
自分のからだと接している 先生のからだに
変化を感じていました。
そっと手をのばすと そこにはまた大きくなった
先生のものがありました。
「また起きちゃったのね?」
そう言うと 先生が少し照れた顔で笑っていました。
「カナ もう一回しよ
えっちしよう な?」
私のOKも聞かないうちに 先生はごろんと姿勢を変えて
私のからだを下にしたかと思うと
お布団の中にもぐり込んで
からだじゅうにキスの雨を降らせはじめるのでした。
私が感じる場所を 充分に知り尽くしているから
容赦なく攻めてくる
とてもイジワルな先生のくちびると吐息でした。