■ネタバレcome on | 【茶々いろは綴】

【茶々いろは綴】

漆黒エイリアン"べび様"と"わたし"の日常

 

CD快刀ホンギルドン。


DVDの最後の2枚は
心してから観た方がいいと想います。

ドタバタ喜劇チックな
勧善懲悪時代劇!
みたいなものを期待しない方がいいです。

小さな笑いがあるとしても、とてもささやかで、淡い希望を重ね合わせた儚いもので

楽しげに振る舞うほどに、切なさが増す感じです。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

CD†21話†
「イノク、夢の中で
あの者を捜しに行くな」

眠るイノクに、王子の
なんと苦しい
砕けそうな想い。
(この愛情は、最後まで
抱き続ける深い想い‥)


そして

王子は
「尊敬される王となる」
と、固く誓い‥‥
王座に就くのに


「民の望む王は"あの男"ですから、王様は民の操り人形に過ぎないのです。ならず者に祭り上げられ、いつでもすげ替えられる王に過ぎないのです。」

と、明け透けに脅迫めいたセリフで、権力を握ろうとする者が‥。


しかも、しかも

先代の王様の密命が刻まれた刀は、息子(王子)を王にする為に大妃(王子の実母)が作らせたものだったぁーーー!!

大妃は、先代の王を殺めていた‥みたい。


自分が信じ、すがってきたものが"全て"嘘と知り、驚愕!!

(母親の怖さ)


掴まってた"支柱"が、
腐って、
脆く砕け散るかの様。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

CD†23話†

■偽りだとしても
決して、手放さない。

■廃王(王子の兄)も
"玉座"という名の亡霊に狂わされ、振り回された人だったのかもしれない。

■「どんな名文も作り上げ、我々の忠誠と察しろ」と
遠回しな脅しに包囲される王(チャングンソク)。

メモ王(元*王子)とギルドンの間に、人が入れば入るほど、人の壁がそれぞれの思惑で
2人の信頼、同じ志に
口を挟んで、
"本筋"を歪曲させていく。

(人間の欲望は、得たものより、より大きい欲望をかき立てるみたいで、憎らしいほど2人を裂こうとする。)


■従わせる為に
自分で自分を追い込むしかないのか??

——討つこと‥‥
決断してしまった——

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

CD†最終回†


メモ世が世なら
彼(王)も
彼(ギルドン)も、
笑って
手を携えられたのに‥

"いい友"だと、
言えたろうに‥。

それが苦しくて、
悔しくて、
時代を恨めしく想う。

時代というより、
無能な権力者の尽きない欲望が、疑心暗鬼にさせるのか‥

時代というより
「欲にかられた人間たち」が憎らしい。


メモ戦う、戦う!
というが
仲間が増えたことで
多少なりとも、己をかいかぶってはいないか?
ギルドン。

なんでも「ほどほど」というのが、大切やろ?

王もギルドンも、一旦抜いた刀を鞘に収めれんよなぁ~
男やもん。

メモ引くに引けない一線ってあるけど、いい友になれたやろに

なぜ

折り合いがつかんのや


————人の期待が
人の心にムリさせる。

みていて
いたたまれないほど、
自分の心に鞭打って
苦しみ、葛藤する姿は
痛々しいくらい。


戦いの中でも、ギルドンに会いに来る王の
「忘れはしない」
って、
言葉が痛かった。

同じ側にいたのに、
まるで対岸で向かい合うような2人をみたら
悔しくて、悔しくて
涙がこぼれた。

メモコムを送り出す時に
「笑うことを後ろめたく想うな」

って、聞いたら
嗚咽を押し殺すのが
苦しいくらいに
涙が止まらなかった。

みんな痛みを抱えて、
必死で生きてる。
忘れたい過去(記憶)ほど、色褪せない。


■放たれた火矢。
イノクの言葉が苦しい。


自分の最期(おわり)を察する瞬間さえ、後ろ向きにならない心を聞いて


イノクは、
ただのバカではなく
純粋に
「まっしぐら」にしか
生きられない不器用者
と、いう印象でした。

わたしにもあった
世の中を知らず
必死で足掻いて生きる
"無鉄砲さ"‥。

いつから大人や世間に、足並みを合わせることで
妥協点を模索するようになったんかな。


最後まで愛情に後ろ向きにならない王子が、悲しくて仕方ないけど。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

メモ現代の映像に繋がり
現代の世にも、
「志」は続いている。
というのは、解るけど

現代の映像を入れず
ナレーションで補って
時代もののまま終わってくれた方が、すごく良かったのにな。


■とにかく
DVDの最後の2枚は
タオル無しでは見れないことは確かです。

翌朝、目が腫れてて
心はどしゃ降り。
ウルウルしたまんま、
寝てしまったせいや‥

■廃王の最期は、
むちゃくちゃな男やったとは、言えないくらいに悲しかった。

彼(廃王)にも、気高い志があったのに‥。


メモ是非
みて確認して欲しい。
笑いばかりではなく
人間の悲哀や、
生きる希望が眩しくて
痛々しいくらいに
真っ直ぐで、
激しく強く生きた分だけ、なぜこんなにも儚いのか‥。


軽い気分で借りたのに
CD見終えたら、
‥考えさせられた。

■清く気高い志。
しがらみと葛藤。
蠢く疑心暗鬼。
欲望を上書きしたがる
更なる人間の欲望。

ただ、
愛するということ。

とにかく考えさせられる作品でした。

最後の2枚は、
心してみないとかなり
ダメージ大きいです。


泣きます。
本能のままに、涙が溢れて止まらなくなります。


 メモbyブーケ1茶々ブーケ1お茶キラキラ