自由研究
小学校のコンクリート池を再生してビオトープを作ろう!
1.研究タイトル
小学校のコンクリート池を再生して、生き物が集まるビオトープを作る
2.ねらい
使われなくなったコンクリート池を自然豊かな場所によみがえらせ、生き物が安心して暮らせる環境を作る。
3.目的
・生き物と自然のつながりについて学ぶ。
・学校に地域の自然を感じられる場所を作る。
・ビオトープによってどのような生き物が集まるのかを調べる。
4.現状と課題
学校の池は長い間使われておらず、水もなく、コンクリートだけの状態になっていた。
【課題】
・生き物が住めない環境になっている。
・雑草や落ち葉がたまり、景観が悪い。
・子どもたちが自然とふれあう機会が少ない。
5.仮説(予想)
池に水や植物を入れ、隠れ場所を作れば、昆虫やカエル、メダカなどの生き物が集まってくると思う。
6.準備したもの
・スコップ
・バケツ
・石、砂利
・流木
・水生植物
・メダカ
・観察ノート
・カメラ
7.手順
① 池の掃除をする。
② 泥や砂利を入れる。
③ 石や流木を置く。
④ 水生植物を植える。
⑤ 水を入れる。
⑥ メダカを放流する。
⑦ 定期的に観察する。
8.観察・調査方法
・毎週1回、生き物の種類と数を調べる。
・水の状態や植物の成長を記録する。
・写真を撮り、変化を比べる。
9.結果(予想)
1か月後には、次のような生き物が見られると考えられる。
・メダカ
・ヤゴ
・トンボ
・アメンボ
・カエル
・チョウやハチ
また、水生植物も大きく成長し、池の景色が変化する。
10.考察
ビオトープには「水」「植物」「隠れ場所」が必要であり、それらがそろうことで生き物が集まってくることが分かった。
特に植物は、隠れ場所や産卵場所になり、生き物が安心して暮らすために大切な役割をしていると考えられる。
11.報告
使われなくなっていたコンクリート池でも、少し工夫するだけで自然を取り戻せることが分かった。
学校のみんなにも観察してもらい、自然を大切にする気持ちを育てる場所にしたい。
12.まとめ
ビオトープ作りは、ただ池をきれいにする活動ではなく、生き物が暮らせる環境を作る活動であることが分かった。
身近な場所でも自然を増やすことができ、生き物の命を守ることにつながると感じた。
13.今後の課題・改善点
・日陰を増やして水温が上がりすぎないようにする。
・季節ごとの生き物の変化を1年間調べる。
・鳥や昆虫がさらに集まるように植物の種類を増やす。
・地域の人にも観察してもらえる場所にしたい。
14.参考資料
・環境省「生物多様性」についての資料
・学校ビオトープに関する本や図鑑
・昆虫図鑑、水辺の生き物図鑑
15.期待される教育効果
(1)理科教育
・生き物の成長や季節による変化を継続して観察することで、観察力や探究心を育てる。
・生態系や食物連鎖、水循環などを実際の自然の中で学ぶことができる。
・教科書だけでは学べない「本物の自然体験」を通して、科学的な考え方を身につける。
(2)環境教育
・身近な自然環境を守ることの大切さを学ぶ。
・生き物にはそれぞれ役割があり、多様な生物が共に暮らしていることを理解する。
・自然を大切にする気持ちや、環境保全への意識を高めることができる。
(3)SDGs教育
ビオトープ作りは、次のSDGsの目標につながっている。
【目標4:質の高い教育をみんなに】
→ 自然体験を通じて主体的な学びを実現する。
【目標11:住み続けられるまちづくりを】
→ 学校に地域の自然環境を取り戻し、みんなが集える場所をつくる。
【目標13:気候変動に具体的な対策を】
→ 緑や水辺を増やし、自然環境への関心を高める。
【目標15:陸の豊かさも守ろう】
→ 生き物が暮らせる環境を整え、生物多様性の保全につなげる。
(4)地域交流・ふるさと教育
・児童、保護者、地域住民が一緒にビオトープづくりや観察活動に参加できる。
・地域に生息する生き物や自然環境について学び、ふるさとへの愛着を育む。
・世代を超えた交流の場となり、学校と地域とのつながりを深めることができる。
(5)子どもたちの成長
・協力して活動することで、思いやりや協調性、責任感を育てる。
・自分たちで作ったビオトープを守り育てることで、達成感や自己肯定感につながる。
・「自分たちが自然を守っている」という意識を持ち、将来の環境保全活動につながることが期待される。