誰よりもあなたが… 48 | すずの創作物語

誰よりもあなたが… 48

翌朝、駅で待ち合わせて電車に乗る。
今まではもう少し遅い電車で座って行ってたけど、壮介の時間に合わせて電車に乗った。
満員電車では、壮介が人混みから守ってくれる。先に降りる壮介を見送る。
朝から幸せな一時。
お互い仕事が忙しかったので、帰りにいつも会うことはなかったけれど、待ち合わせをする日は、連絡を取り合って、時間を調節していた。

休みがお互い土日だったので、休みの日は大抵一緒にいた。
地域チームでバレーを続けている壮介を応援しに行ったり、あちこち出かけたり、離れていた時間を取り戻すように一緒にいた。

壮介の誕生日。プレゼントを散々悩んで、時計を贈った。
すごく喜んでくれた。

クリスマス…壮介に何欲しい?と聞くと、
「はるかと一緒にいれたらそれでいいよ。」
と言って、リクエストしてくれない。
結局、財布をプレゼントすることにした。

その日は、普通に仕事の日。帰りに待ち合わせて、一緒に食事をして、ホテルに泊まる約束だった。部屋に入って、買ってきたケーキやシャンパンで2人でクリスマスパーティーをした。
「壮介、クリスマスプレゼント!」
プレゼントを差し出す。「マジで?いいって言ったのに…」