誰よりもあなたが… 40
弘人と別れて1人になった私。
仕事と家の往復生活。
休みの日は家でゆっくり休んだり、友達と会ったり、穏やかな毎日を過ごしていた。
社会人になって一年以上が過ぎていた。
会社帰りの電車。疲れて寝てしまっていた私は、目を覚まして、どこの駅?と慌ててキョロキョロ辺りを見回した。ふと少し離れた向かいの席に目をやって、私は固まった。
「壮介…」
高校の時に付き合っていた、好きで好きで仕方なかった、あの壮介が座っていた。
高校を卒業して三年以上。卒業式以来に見る壮介の姿。
私は心臓が破裂しそうなくらいにドキドキ鳴って、過呼吸を起こしそうなくらい動揺していた。
壮介が引っ越したりしていなかったら、降りる駅も乗り換えの電車も同じはず…。
降りる駅に電車が着いた。壮介が降りる。私は降りて、思わず後を追った。乗り換えの電車に、いつも乗る車両とは違ったけど、壮介と同じ車両に乗った。話かける勇気もなく、ただ壮介と背中合わせに気付かれないように立っていた。
後ろに壮介がいる…それだけでドキドキが止まらなかった。
いきなり電車が大きく揺れた。
ドン!
後ろからぶつかられてよろけた。
「すいません」
「いえ…」
会釈しようと振り返った
仕事と家の往復生活。
休みの日は家でゆっくり休んだり、友達と会ったり、穏やかな毎日を過ごしていた。
社会人になって一年以上が過ぎていた。
会社帰りの電車。疲れて寝てしまっていた私は、目を覚まして、どこの駅?と慌ててキョロキョロ辺りを見回した。ふと少し離れた向かいの席に目をやって、私は固まった。
「壮介…」
高校の時に付き合っていた、好きで好きで仕方なかった、あの壮介が座っていた。
高校を卒業して三年以上。卒業式以来に見る壮介の姿。
私は心臓が破裂しそうなくらいにドキドキ鳴って、過呼吸を起こしそうなくらい動揺していた。
壮介が引っ越したりしていなかったら、降りる駅も乗り換えの電車も同じはず…。
降りる駅に電車が着いた。壮介が降りる。私は降りて、思わず後を追った。乗り換えの電車に、いつも乗る車両とは違ったけど、壮介と同じ車両に乗った。話かける勇気もなく、ただ壮介と背中合わせに気付かれないように立っていた。
後ろに壮介がいる…それだけでドキドキが止まらなかった。
いきなり電車が大きく揺れた。
ドン!
後ろからぶつかられてよろけた。
「すいません」
「いえ…」
会釈しようと振り返った