誰よりもあなたが… 39 | すずの創作物語

誰よりもあなたが… 39

「仕事よりオレ優先してくれてもいいだろ!!」
「私は今仕事にやりがいを感じてるの!仕事と弘人を比べるなんて出来ないの!」
言い合いになった。
思わず出た言葉
「弘人…もう別れよう」「何…言ってんだよ…」「もうムリなんじゃないかな…」
「別れるなんて絶対イヤだからな!」
「私はもう弘人とやっていく自信ない。」
「オレ、はるかと結婚まで考えてた。はるかがいないなんて考えられない。」
「弘人…もう会えない。さよなら。」
私は電話を切った。
涙が溢れた。こんな終わり方を望んでいたわけじゃない。弘人が大好きだった。でも、これ以上一緒にいたら弘人をキライになってしまう。どんどん冷めていってしまう。そうなる前に、二年の月日を後悔しないために、この選択しかなかった。突然切り出してしまった別れ。でも、これでよかったんだと言い聞かせた。
弘人からは何度も電話がきた。家の近くに車が止まってることもあった。でも私は一切振り返らなかった。
振り返ったらズルズル戻ってしまいそうだった。
私は、色々任せてもらって、やりがいのある仕事に没頭していった。