誰よりもあなたが… 18 | すずの創作物語

誰よりもあなたが… 18

「はるか…」
慌てて、離れる2人。
「信じてたのに…」
私は、呟いてその場から走り去った。
とにかく走った。
「はるか!待てよ!」
壮介が追いかけてきて、私の腕をつかむ。
私は涙が止まらなくて、何も言葉にならなかった。
「はるか…聞いて。あれは相談に乗ってて、泣いてしまった後輩を慰めるのに思わず…」
「私…ずっとガマンしてた。今は壮介キャプテン大変だから、だから一緒にいれなくても仕方ない。ガマンしようって…。ずっと何も言わなかった。でもずっと寂しかったよ。理由はなんでも、他の子抱きしめるなんて…ヒドイよ。」
「なんで、分かってくれないんだよ!仕方ないだろ!」
「仕方ないで片付けないでよ!」
「はぁ?それ以外なんて言えばいいんだよ!今オレはバレー以外考えられないんだよ!」
私はその一言が突き刺さった。黙り込んだ…。
「オレたち…もうダメかもな。今のオレにははるかを幸せには出来ないな…」
「別れるって…言いたいの?」
うなずく壮介。
「イヤだよ…壮介がいないなんて、イヤだよ…」「ゴメンな。はるか。オレ今ははるかと一緒にいれない…ゴメン…」
「もう、私のことキライになった?」
「キライになんか、ならない。でも…」