もしもあの時… 3 | すずの創作物語

もしもあの時… 3

家まで迎えにきてくれた先輩は、先輩の行きつけのお店に私を連れて行ってくれた。
食事をしながら、いろんな話をした。

そして、公園に車を止めてまた話をしていた。
そうしたら、先輩は前と同じように、私を抱きしめてキスをしてきた。
私も予感はしてたし、覚悟してた。
それでいいと思っていた。
いつの間にか、先輩に惹かれてる自分がいた。
先輩は遊びかもしれないけど…。

前のキスとは比べものにならない深いキスをしながら、先輩はそっと私の助手席を倒した。
長い長いキスをしながら、服の下に手が入ってきた。
けっして乱暴じゃない、優しく私の体に手が触れていく。
私も先輩の体のあちこちに触れて行く。
先輩の体は明らかに反応していた。
長い間そうしていたのに、先輩は最後の一線を越えようとしなかった。
「準備してないから…」避妊出来ないからってこと…。それって、私のこと大事に思ってくれてるってこと?

正直に言ったら、心の中で言ってた。
「だったら、ホテルでも行こうよ。先輩に抱いて欲しいよ。先輩に抱かれたいよ。」

でも…言えなかった。
そんな女って、軽い女って、思われたくなかった。
何かが変わってしまうのが怖かった。