先日、お昼を食べにカフェに入いろうとした時のこと。
男の子が食べ物を買うためのお金がほしいと言って来た。
8~10才くらいに見える。
いわゆるストリートチルドレンだ。
私は外国人なので、よく彼らの物乞いの対象になる。
自分の勝手な判断で、私は子供にはお金を渡さないことが多い。
そのまま歩いて2階のカフェへ、通りが見える窓側の席に座った。
なぜかさっきの男の子が気になり、窓からその子の姿を追っていた。
その男の子が気になったのは、物乞いに“慣れていない”んじゃないかな、
と思ったからだ。
様子をうかがっていると、その子はしばらくの間、
通りを行きかう人や車を所在なげに眺め、
そして車の合間をぬって道路の向こう側に渡り、路地に消えていった。
田舎から出てきたばかりなのかな。。。親はいるのかな。。。
ダッカでは、外を歩いているとストリートチルドレンを見ない日はめずらしい。
なぜ子供が路上で外国人に物乞いをしているのか。
親の虐待や経済的理由などで親元を離れ、
他の大人に雇われて物乞いをすることが多いと聞く。
小さいうちに何もわからないまま捨てられ、それでも生きていくには、
彼らにとって他になす術がないののだろう。
私がこの子たちにお金を渡すとどうなるのか、渡さないとどうなるのか。。。
問題は余りにも根が深く、複雑だ。
ストリートチルドレンを支援する団体は、日本人を含め外国人によるNGOや、
バングラデシュ国内でも若い人を中心に支援活動をしている人が増えていると聞く。
ストリートチルドレンにとってはまさに救いの場だと思う。
それでも数十万人いると言われている彼らを救う根本的な解決には遠い。
先日発表された政府の2012-2013の予算に
「children welfare」という項目がある。
そこには6つの地域に、ストリートチルドレンが
安全で安心できる生活を送るリハビリ施設を作るとあるが、
具体的な予算の数字は示されていない。
さらに前年の予算に組まれていた女の子に対する開発プログラムは
実施されなかったので、それは来年度取り上げたい、とのこと。
その他、関係すると思われる項目に、働く貧困層の女性や、
家族や夫に捨てられた女性に対する手当ては、その対象者を増やすとある。
直接的、間接的な対策は採られているが、十分ではない。
バングラデシュの政府や人々(特に富裕層)が、
日常のありふれた光景としてではなく、
自国の問題としてもう少し強く認識すると、
結果も少し変わってくるんじゃないかなと思う。