遠峯健という画家 ……まったく知らなかった。が、意外にも身近な存在だった。

というのは(かつての)山の上ホテルのPOP関連のデザインいっさいを手掛けていた作家だった。ホテルでお酒を飲む機会など、コースターを眼にしていたはずだ。母が亡くなり遺品整理のなかでこの作家の小さな油絵を所蔵していたことが分かったのだ。小品ながら何とも“味”のあるアザミの絵で、ちょっと物悲し気がして眼を引いた。