#13 BEATLES 3
最近うちのバンドを仕切り始めた彼さ、うるさくて勘弁してほしいよ。
だって、あ、俺そのバンドのリードギターだけど
俺が弾くフレーズにあれこれ指図するわけよ。
でね、俺が作ったこの曲も俺のギターにいちいち指図するに違いないから、今日は凄いギタリストを連れてきて弾いてもらった。
ありがとう、エリック。
エリックはギター弾くの、ためらっていたけど、
俺はガンガンやってくれって頼んだ。
やっぱり彼はギターを弾くために生まれてきた男だね。
ギターの演奏?
誰一人文句は言わないさ。
いや、うっとりしていたよ、みんな。
ジョージ・ハリスンがこんなこと言ったか分かりませんが、
While My Guitar Gently Weepsを最高なものにしたかったのでしょう。
ホワイトアルバム作成当時のビートルズは4人で1つではなく
各個人バラバラな状態でレコーディングもメンバーが独自で作業している方が多い。
(8トラックレコーダーという文明の利器のせいでしょう)
ジョンもビートルズよりはヨーコだしね。
しかしポールさん、リンゴの仕事を取ったらまずいよ。
リンゴはどうすればいいの、唯一の仕事だよ、彼にとってドラマーって。
While My Guitar Gently Weeps
このポールのベースの主張はすごい。
まるでもう一人のギタリストだ。
レフトでクラプトンの泣きのフレーズが炸裂している。
しかしライトポジションのドラムとベースが一体となってサウンドをサポートしつつベースが主張しているのだ。
いやはや、ポール・マッカートニー恐るべし。
(またしてもポールだよ)