都立大学駅前のメーカーズベースに行ってきた! | ふぞくやのブログ

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株式会社クロップオザキの社長、
尾崎博之の公式ブログです。

今日の午後に原宿の竹下通りに仕事で行きました。修学旅行の中学生に混じって、私服の中学生らしき子も多かったです。土曜日に運動会が行われ学校が多く、それの振替で今日休みだったから多かったのでしょう!
 
 
 
日本でいちばんボタンの事を知る男(自称)。ボタン、ファスナー、生地など洋服の資材を扱う株式会社クロップオザキの2代目社長の尾崎博之(@cropozaki)です。



さて、今日のお話は、「都立大学駅前のメーカーズベースに行ってきた!」です。

 

金曜日は繊研新聞社さん主催のセミナーに参加してきました。今回のセミナーで訪れたところが、ブランドネームや下げ札のメーカーの大手ナクシスさんが運営するメーカーズベースさん。

 

メーカーズベースさんのHPはこちら

 

東急東横線の都立大学駅のすぐ駅前にあるビルまるごとがこのメーカーズベース。ここのコンセプトはパーソナルブランドサポーター。ナクシスさんは先ほども言いましたがメーカーです。メーカーは設備を持ち、ものを生産する訳ですが、メーカーの宿命はこの機械を動かすこと。だから、作るロットは大きい方がよくります。一方で、個人でブランドを立ち上げたりするとそれほど多くの数量は作れません。そこでそういう人たちをサポートするために考えられたのがこのメーカーズベースなのです。

 

どういうことかと言うと、ナクシスさんがものを生産する機械と場所を提供するので、後は自由に使って自分でものづくりをしてくださいということなのです。

 

1Fにはおしゃれなカフェスペースに商品がならべられ販売されています。奥には何やら作業スペースがあります。

 

 

これだけだと、他のところにもありそうな場所です。ところがここからが凄かった!

 

まずB1Fに行くと、フロアー全体が木工スペース。木を切ったり、組み立てたりする機械がずらり。店内のテーブルや椅子もこの工房で手作りしたそうです。

 

 

次に伺ったのが5F。ここは陶芸スペース。電動ロクロに釜まであり、陶芸ができます。

 

 

4Fはテキスタイル・縫製エリア。ここには縫製するためのミシンや作業台はもちろん。刺繍機もあります。

 

さらにTシャツなどにプリントするためのシルクスクリーン印刷の設備もあり、なんとその版を作成する露光機もあり、簡単にその場で版も作成できます。オリジナルTシャツも簡単に作成できます。

 

 

3Fはメーカーズベースで一番人気のある金工のフロア。金属を加工してアクセサリーなどを作れるのです。

 

 

トンカチだけもこんなにたくさん。

 

 

そして、最後に2Fはデジタルエリアでレーザー彫刻機が多数あり、生地にプリントするための大型インクジェットプリンターも数台。そして3Dプリンターもあります。

 

 

3Dプリンター

 

データーさえ持って来れば様々なものをここで加工できます。

 

いやいや凄いの一言。縫製に特化したこういうシェアスペースは今までも見たことがありましたが、これだけ様々なものを作れるようになっているとは、びっくりしました。

 

これらの機械やスペースをメーカーズベースでは月額15,000円で使えるようにしています。オープンから4年で、今では会員が6000人もいるそうです。何がすごいって、ネーム屋さんがここまでの設備やスペースを作ったこともすごいですが、こういう仕組みを作ったのがすごい。会員になる前に、まず講習を受けてもらうそうです。いろいろなルールがあり、それに賛同したら会員になれるとのこと。

 

発想はあっても、なかなか実行できないことが多いです。それを見事にゼロベースから作ったことはとても参考になりました。でも、初めから上手く行った訳ではなかったとのこと・・・・そのお話はまた明日!

 

今日の教訓


新規事業はまず実行しないと!

 

今日のボタン

 

 

赤ちゃんのロンパース。脱ぎ着しやすいようにホックが使われています。普通のドットボタンではなくリングドットです。そこには理由があります。ツメ式と言って、リングの周りに数個のツメがあって生地を挟みます。こうする事で多少伸びる生地でもボタンが抜けません。

 

 今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。ファッション業界で頼りにされる会社になるべく奮闘中!!これからもいろいろ情報をアップしていきますので、よろしくお願いします~!!

 

 

◎クロップオザキのネットショップにていろいろな服飾資材を販売中
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