業界を取り巻く変化はひたひたと進んでいる!? | ふぞくやのブログ

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株式会社クロップオザキの社長、
尾崎博之の公式ブログです。

 箱根です。朝だけです。朝一で東京に戻ってきました。
 
昨日の芦ノ湖の夕日。
 
 
日本でいちばんボタンの事を知る男(自称)。ボタン、ファスナー、生地など洋服の資材を扱う株式会社クロップオザキの2代目社長の尾崎博之(@cropozaki)です。



さて、今日のお話は、「業界を取り巻く変化はひたひたと進んでいる!?」です。

 

昨日から繊研新聞社主催の箱根トップセミナーに参加しています。これは年に一度開催され、業界のトップの人たちが集まり、1泊2日で、決められたテーマについて講演を聞き、話し合い、発表まで行うというもの。

 

私は3年前に初めて参加し、今回で3回目です。初めての時は発表もさせていただきました!今回は残念ながら2日目の早朝に帰ったため、発表はできないですし、聞けませんでした。残念!!

 

今回のテーマは「ファッションビジネス 〜創造する未来」というもの。

 

 

タイトルがテーマである本を執筆されたウィメンズ・エンパワーメント・イン・ファッション会長 尾原蓉子さんのお話をまず聞きました。

 

 

アメリカの事例を多数紹介していただき、これからの時代、今までのやり方や秩序をディスラプション(打ち砕く)の重要性を強調されていました。

 

出てきた事例の一つはレント・ザ・ラウンウェイというドレスなどオケージョンウェアのレンタル。所有からレンタルへというシェアリングエコノミーの仲介です。今、アメリカで急成長しています。

 

もう一つ、エーバーレーン(EVERLANE)という洋服のネット通販。ただの通販ではなく、自社のマージンを含めすべてのコストを開示しています。今までの常識では考えられない透明性で価格を見せています。

 

他の事例も一緒でしたが、共通しているのは、売り手思考から顧客(消費者)思考に完全に変化しているということ。

 

この講演の後にもう一人お話を聞きました。それは、クラウドファンディングの「Makuake」を運営するサイバーエージェント・クラウドファンディングの中山社長のお話。

 

クラウドファンディングについてわかりやすく説明してくれました。ちょっとイメージが違ったのが、マーケティングに使われることが多いということ。メーカーが試作しようとしているものの需要があるかどうかを見極めるのに使えるのです。

 

アパレル関連でいうと時計やジーンズなどの案件が多く、人気もあり、成約することが多いそうです。

 

無名の時計でもクラウドファンディングで人気が出て、急成長している企業もあるそうです。

 

私たちの世代でいうと、ブランド力や知名度がないと売れないと思っていましたが、今は違うようです。無名でも欲しいと思わせるものがあれば、売れるのです。

 

そう、売り手も消費者も今までの考え方とはまったく違う流れが来ているです。それは、知らず知らずの内にどんどん進行しています。

 

自分たちの仕事はどうか? 10年前と何か変わっているのか? うーん、変わっていることもあるけど、変わっていないこともたくさんある。ともあれ、みんながそういう流れを理解をしていくことは大事ですね。そんなことは感じた箱根の一夜でした!

 

しかし、せっかく箱根まで行ったのに、温泉も入らず、部屋の風呂さえも入らずにせわしなく帰京したのは残念(笑)

 

 

今日の教訓

 

過去の成功体験にとらわれるな!

 

今日のボタン

 

 

春夏向けで、今、店頭に入っているメンズスーツのボタン。タカセ貝のツルッとしたシンプルな形状のボタン。ツルッとしているので貝の光沢が綺麗に出ていて美しいです。レディースぽい形状ですが、生地とのマッチングもいいので、カッコいいです♪

 

 

 今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。ファッション業界で頼りにされる会社になるべく奮闘中!!これからもいろいろ情報をアップしていきますのでよろしくお願い致します。

 

 

◎クロップオザキのネットショップにていろいろな服飾資材を販売中
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