この10月に還暦を迎えました。だから何?という感じですが、昔60歳というと、勤め人であれば晴れて定年になり、毎日が日曜日であったはずです。今は微妙というか中途半端な年です。年金の支給も私の年代では61歳から一部(老齢厚生年金)が支給されますが、基礎年金は65歳からです。年金に頼るにはあまりにも少額です。
世間的には60歳を過ぎて仕事をしていないとやはり「失業者」のカテゴリーに当てはめられ、雇用保険が支給されます。60歳でリタイアすることは世間的には許されないようです。私なんぞは「会社都合」で辞めたものですから、240日間も失業手当が支給されます。これが数ヶ月の違い(60歳以上)で180日間に減額されるところでした。おまけに来年なら厚生年金の支給が開始されるので、失業保険はもらえなくなるようです。つまりいいタイミングで辞めたことになります。
自慢じゃないですが失業保険を貰うのはこれで3回目です。最初は2005年に会社を辞めた時に思いがけず3ヶ月のブランクが空いてしまいました。その次に入社した会社は1年ちょっとで日本から撤退してしまい、1ヶ月ブランクが出来てしまいました。そして今回60歳少し前にして退職しています。3社とも会社都合で、次の就職が決まった段階で残りの日数分の支度金も支給されました。
ということで毎月(正確には4週毎)ハローワークに行って就職の活動状況を報告し失業保険の認定をもらいます。原則月2回就職活動しなければいけない事になっていますが、活動にはハローワークとか民間の職業紹介所での就職相談も含まれるので必ずしも会社に応募しなくてもいいことになります。
ハローワークでは就職の斡旋だけでなく、職業訓練などの指導もしています。今回初めて知りましたが、職業訓練は通常、電気士、旋盤工など技術的な内容が主ですが、中には大学などに委託している訓練もあり、財務会計、マーケティングや人事戦略などかなり専門的な内容を扱っているものがあります。3ヶ月のコースですが、無料で受講でき且つ交通費も支給してくれるというではありませんか。
先日、その中の国際ビジネスコミュニケーションというコースがあり、面接を受けてきました。内容は英語でのコミュニケーションや国際法などを学べます。このコースは人気があるようで、10人の募集枠に4,50人面接に来ていました。私のようなじじいは当然少なく、30,40代が中心でした。合格発表は11月中旬ですが、当然じじいには不利でしょう。それにしても失業者に「国際ビジネスコミュニケーション」はいささかToo muchな感じもしますが、お国の施策もすてたもんじゃないことを知りました。(逆ですか?・・・もっと他に税金の使い道があるとか・・・)
他にもっと倍率の低いコースもあったかと思いますが、今更専門的なことに首を突っ込む気力もないので「国際ビジネスコミュニケーション」は丁度いいと思ったのですが。面接では「これを機会に2020年のオリンピックに関わるような仕事に残りの人生をかけられれば嬉しいと思っています」などと応えてきましたが、これは半分本心です。もし受かれば3ヶ月とはいうものの公費で晴れて学生ができます。
60歳になるとシニア割引の特典がいろいろあります。近所の市のスポーツ施設は60歳から利用料が半額の150円になります。早速週2,3回そこのジムに通うことにしました。一通りウェートトレーニングをこなし、30分のエアロバイクで汗を流し、最後にストレッチの無料講習を20分、全体で1時間半くらいのコースをこなします。市の施設なので昼食も500円位で定食が食べられます。何も高い会費を払ってスポーツクラブに行かなくても私には充分な内容です。
映画も60歳からは1000円で入場できます。先日「ふしぎな岬の物語」を見てきました。私はどうもSF・スペクタル物がにがてで、あの大音響でガンガンやられると逃げ出したくなります。この映画はご存知吉永小百合の話題の映画です。評価はいろいろですが、私は素直に楽しむことにしています。でも確かに最近の吉永小百合の表情が年のせいか生気がないように思えるのはこの映画の演出のせいだけとは思えません。私がサユリストであった時代は小学生のときのごく短い期間です。年代的には団塊の世代まででしょう。
シニアもなかなかすてたもんじゃありません。(もう少し経済的に余裕があれば・・・)
