・建具とは、(木製あるいは鋼・アルミニウム合金製のサッシ、シャッター、扉、および木製の引き違い戸(窓)、開き戸(窓)、障子、襖(ふすま))の総称である。
・ドアの種類を4つ挙げよ。
木製(WD)
アルミニウム(AD)
スチール(鋼) (STD)
ステンレス (SD)
・窓の種類を4つ挙げよ。
木製 (略称はない)
アルミニウム (AW)
ステンレス (STW)
スチール (SW)
・襖(ふすま)と障子(しょうじ)の違いについての説明。
襖:部屋と部屋との間を仕切る。
障子:部屋と縁側を仕切る。
・木製建具には、フラッシュ戸、板戸、(ガラス戸)、(襖(ふすま))、(障子(しょうじ))などがあり、このうちフラッシュ戸は(中骨にベニヤ板を貼り付けた戸)で(軽い)、
板戸は(中骨が多く、ベニヤ板を貼り付けた戸)で(重い)。
・金属製建具には、主に(アルミニウム)製と(鋼(スチール))製がある。
(アルミニウム)製は一般に(アルミサッシ)と呼ばれ、(加工が容易)で、(色々な形に対応可能)である。(錆止め)の目的で、(色を着色する)事で表面処理を行う。
(アルミニウム)製の建具工事での製品検査項目には、(耐風圧性)、(気密性)、(水密性)、(遮音性)、(断熱性)の5つがある。
一方、(鋼(スチール))製は、(ドア)や(シャッター)に用いられ、(ドア)には(フラッシュ)戸と(かまち)戸がある。
また、(シャッター)には(スラット)式と(パイプ)式がある。
また、リミッターとは、(物に触れると、自動シャッターが停止する)装置である。
・建具の取り付け方法について説明せよ。
手順1)水平・垂直の墨出しをする。
手順2)墨より所定の位置に「くさび」で仮止めをする。
手順3)窓のアンカーとサッシの金物を溶接で固定。
手順4)「くさび」を撤去する。
手順5)サッシ周囲の穴に防水モルタルを注入する。
SD(ステンレス製ドア)を取り付ける際、最初に行う事は、(くつずりの中にモルタルを詰める)事である。
・以下に名前を挙げる各種ガラスについて、特徴を書け。
1)フロート板ガラス
透明で採光性に優れる、厚み3mm、5mmが標準。
強度はあまりなく、物が当たると割れる。
2)型板ガラス
表面に型模様がある。
3)網入りガラス
網をガラスで挟んでいる構造。
防火を主目的とし、割れた時の飛散防止効果もある。
排煙垂れ壁にも使用される。
※排煙垂れ壁…建築基準法で定めた防煙区画を構成する防煙壁のこと。火災のときに煙の流動を妨げるように天井から50㎝以上下げた壁。視覚的意味で網入り透明ガラスを使用したものが多く、常時は天井内に収納され、火災時に下りてくる可動式もある。
4)熱線吸収板ガラス
可視光線、太陽の輻射熱を吸収する。冷房負荷の軽減に役立つ。
5)熱反射板ガラス
可視光線、太陽の輻射熱を反射する。
6)倍強度ガラス
板ガラスを加工し、2倍以上の強度をもつ。
7)強化ガラス
3~5倍の強度を持つ。
割れにくいが、破壊された時でもガラスが細粒状になり、危険が少ない。
8)合わせガラス
2枚のガラス板の中にフィルムを挟んでいる。
9)複層ガラス
2枚のガラス板の中に空気層を設けて、断熱性能を高めている。
空気層は3~5mm厚とする。
結露防止に一番役立つ。