慢性疲労症候群で障害年金を申請するときの診断書にはポイントが二つあります。

慢性疲労症候群の所定の様式を使う

慢性疲労症候群で障害年金を申請する場合、【様式第120号の7】(血液・造血器 その他の障害用)の診断書様式を使用することになっています。
この様式で医師に診断書を書いてもらわないとやり直しになるので十分注意なさってください。

慢性疲労症候群で障害年金を申請する場合はPS値を明記する

慢性疲労症候群で障害年金を申請する場合に、診断書に必ず記載しなければならない項目があります。


それはPS値です。


慢性疲労症候群の重症度がどのレベルかを表わすものとして慢性疲労症候群患者なら誰でも知っている項目ですよね。


慢性疲労症候群の照会様式というのがあります。診断書の「9」の「現在までの治療の内容を期間、経過その他参考となる事項」欄に照会様式の重症度分類に基づくステージ(PS0~PS9)を記載しなければなりません。


あなたが自分で申請する場合も、社労士さんに代行をお願いする場合もPS値の記載をお忘れなく。


【ご注意】なお、上記はわたしが申請した2017年時点の情報です。また、わたしは自分で申請せず、社労士さんに申請代行をお願いしました。


障害年金そのものも、慢性疲労症候群についての障害年金に関する情報も時々刻々と変化します。最新情報をお持ちの社労士さんにご確認なさってください。

慢性疲労症候群になると、もやがかかったように頭が回らなくなる症状があります。これがブレインフォグ。


体調の悪いときや、一日のうちでもだんだんエネルギーが切れてくると目に見えてわかるくらい「頭が回らなくて話せない」ようになる人もいます。電話の途中でだんだん話がまとまらなくなるとか。


また、記憶障害もあります。特に最近のことを忘れがちになる人が多いようです。昔のことはそれほど忘れない人が多いです。

仕事と記憶障害

仕事をしている場合、ブレインフォグや記憶障害の症状とかなりうまく付き合っていかなければなりません。


わたしはブレインフォグはあまりなく、忘れっぽいことに困っていたのでメモ魔になることで仕事の抜けを防いでいました。


メモにはひとつコツがあります。


付箋や紙切れではうまくいかないんです。なぜなら、それ自体がどこに行ったかを忘れるからです。


仕事用のメモは一冊のメモ帳に決めて肌身離さず持ち歩き、そこにすべて書き込む。そのメモ帳さえチェックすれば漏れがないというふうにしていました。


ブレインフォグの強い人は思い出そうとしても、もやが邪魔をするので思い出せず、永遠に見つけられないこともあるとか。

日常生活と記憶障害

忘れっぽくて困るのは日常生活でもよく起こります。


あの洋服どこにしまったっけ?


こないだ出かけた後に外したピアスがないんだけど?


などなど。


特に外出すると慢性疲労症候群の患者はボロ雑巾のようにくたびれ果てるので「とりあえずここに置いておこう」になりがち。


脱いだ服、外したピアス、買ってきたボールペンの替え芯とチューブのおろし生姜。


ひと息ついてからちゃんと収納しようと思っていても、その日のうちに疲労が回復できないので何日もまたいでしまいます。そうすると記憶はだんだん曖昧になっていく…。


「あれ?どこに置いたっけ?」


「どこにしまったっけ?」


慢性疲労症候群の人なら、家捜ししても見つからない経験をいくつも持っているはずです。

慢性疲労症候群患者の記憶障害対策の収納術

体力がないのにものを探すなんてエネルギーの無駄遣い。どうやったら省エネできるだろう?と考えてみました。

  1. モノは同じカテゴリのものをまとめる
  2. 透明のビニールかプラケースに入れて見つけやすくする(ジップロック法)

慢性疲労症候群になったら雑誌に載っているような整理収納は諦めて手放しましょう。


例えばわたしの場合、文房具類は本棚についている三段の引き出しのどこかに入れるというルールを作りました。


ハサミもステープラーもステープラーの替え芯も、テープのりも修正ペンもごちゃごちゃです。


でもその引き出しを探せば必ず入っているというのがポイント。家全体を探さなくて済むので省エネになります。替え芯を買ってきたときも包装したままでいいから、とにかくその引き出しに突っ込む。そうしないと永遠に家のどこかに行ったまま発掘されない運命に陥ります(笑)。


雑誌に載っているような、引き出しの中で小分けする美しい収納はわたしたちの役に立ちません。その小分けルールが守れず行方不明になるのがわかりきっているからです。


買い置きの食品も同じルールを作れます。常温のものはここに、と場所を決めてしまいます。調味料でもカレーのルウでもチューブのおろし生姜でも、そこになければ買い足す必要があるということがわかります。


また、衣類ならどうするか。


わたしは下着に引き出し2段、靴下やタイツに1段使って、文房具と同じく「とにかくそこに突っ込む」ルールにしています。


また、衣服は健康な頃から透明の押入れケースに季節別にトップスとボトムスを分けて収納しているので、夏のトップスの引き出し、冬のトップスの引き出しが分かれていて便利です。ボトムスは畳めるパンツ類を引き出しに、それ以外は洋服タンスにハンガーにかけて吊るしているのでタンスを開ければ見つけられます。

見つけやすくするコツ、ジップロック法

忘れっぽい、頭が回らない、体力がないの三拍子揃ったわたしたちの場合、


特に「見つけやすいこと」が大事です。


ルールを作っていても守れないことがよく起こります。収納する体力が残っていないからとりあえずここに置いた…その「ここ」はどこだっけ?になるんですね。


だから見つけやすくすることが一番のコツ。透明の押入れケースは見やすいし、引っ越しにもそのまま持って行けます(荷造りの必要なし)。


ある人は引っ越しのとき厚手のビニール袋を買って、カテゴリごとに袋詰めにしたらとてもわかりやすかったと教えてくれました。


入院の荷造りも細々したものがたくさんあって大変。


これも割り切って透明なものに入れるととてもラク。袋を開けては「あれ?着替えじゃなくてタオルやん」と、あっちこっち開けて探すのはくたびれてしまいます。さっき開けた袋をまた開けてエネルギーの無駄遣いをしたことはありませんか?透明の袋なら避けられます。


入院や旅行の荷物をほとんどジップロックに入れて持って行ったと教えてくれた人がいました。それは素晴らしい!と「ジップロック法」と名付けたい気分です。

カテゴリ別の収納は介護のためにもなる

慢性疲労症候群が長引くと、加齢に伴って徐々に悪化する人が少なくありません。健康な人も30、40、50代とガクンガクンと体力が落ちて驚くのですから、慢性疲労症候群のわたしたちはもっと落差が大きいと思っておくほうがいいです。わたしもフルタイムの復職ができた30代のときに今のような体力の落ち方をするとは思っていませんでした。


重度の人は加齢を待たずにヘルパーさんの援助を受けることも少なくありません。


介護をしてもらう段階になると自分では片付けられなくなります。大まかな収納術を試してみてください。

こちらの記事で、慢性疲労症候群の診療が受けられる医療機関をご紹介しましたが、Twitterを見ているとわたしたちが望むようにはなっていないようです。


ツイートを引用するとツイートされた方にご迷惑がかかるので、概要だけ書いておきますね。


関西の方はもちろん他府県の方も、専門医のいる大阪市大で受診したいと希望されます。


しかし市大を受診するには前述の記事に書いたクリニックで診察を受けてから市大に紹介されなくてはならない。


問題は二つあるようです。


まずそのクリニックの受診費用が高いこと、そしてなかなか市大に紹介してもらえないこと。


そのクリニックは基本的に自費診療なので保険診療のように3割負担ではありません。なので初診時の診察費や検査費を全部足すと8〜10万円の支払いになるとか。とはいえ、いかに医師でも患者本人の同意を得ずに検査を行なうことはできませんから拒否することはできます。


ただね、考えてみてください。


ずっと身体の不調があって一般の医療機関では異常が見つからなくて、やっとこれかも…とたどり着いたクリニックなんです。そこで「確定診断のために必要」と言われたその検査を断われるだろうか?と考えると、わたしなら断れない。怠けてるとか気持ちの問題とか言われて、自分でもさんざん「そんなつもりはないけどそうかもしれない」と悩んで、自分を責めて、それでもしんどいということで専門医に診てもらうためにクリニックを受診するんですよ。一般の検査で異常が出ないのは嫌というほど経験してきている。だったらここの検査を受けようと思うのが自然ではないでしょうか。とにかく費用が高いのが難点。


そして、2点目、なかなか市大に紹介してもらえないらしい。


確定診断のための検査が高額でも、初診のための検査だったら初回だけなんとか費用を捻出すればいいと考えますよね。市大に紹介してもらえば保険診療なので負担は大きくありませんから、一度くらいは我慢しようと。


でも、複数の方から「車椅子でしか移動できないくらいの方でもクリニックに通われている」「なかなか市大に紹介してもらえない」と聞きます。つまりクリニックでの診療が続くらしいのです。自費診療ということもあって、お金も続かないのでそのクリニックには行かなくなったとよく書かれています。


もちろん、その方の状態や医師の診断結果がどうなのかまではわかりません。的確な診断と治療がなされているにもかかわらず、たまたまTwitterに書かれている患者さんの期待には応えられなかったということかもしれません。


特定の医療機関を中傷したいわけではありません。市大で受診するためにクリニックを受診しようとしている方に、高めの費用がかかるかもしれないこと、期待通りに紹介されない可能性があることを考慮しておくほうがいいとお伝えしておきたいだけです。


一度Twitterで検索してみてくださいね。


(この件に関してはこれ以上のお話はできかねますのでご了承ください)