『新しい忘れもの』 | SANALAB - サナラボ

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詞を中心に

そこではない、と 誰かに言われた気がした
今日も静かに開く やっぱり此処が居場所

仲間はずれを恐れて 周りと同じ絵の具で
隙間を塗りつぶしてゆく
誰も見ていない場所で


ここではない、と 思い始めてしまった
あと少し、もう少しだけ、と やりきれないまま

どんな喜びも成りを潜め
ただ過ぎ去るだけの時間を恐れて尚、
独りを好んでいたのは僕


雨宿り 拡がる灰色を眺めていた
手を加えた場所を探してもみるけど
すでに乾いて 他の誰かが重ねてしまった
忘れてしまえばいい
誰かに言われた気がした


うまくいかないね、なかなか。
その内 よくなるよね、まだまだ

何処にいたって探しものは自分の居場所
此処でなければならない理由は
どこにもないから


雨上がり 灰色のキャンパスに拡がる青
どこにいたって 僕は僕でしかない

誰に何を言われたって 何をされたって
それに倣う必要はないんだよな
忘れてしまってもいい
昨日の僕に言われた 気がした



written by SA7