SEID(全身性労作不耐症) 2015年にアメリカのIOMが提案した病名

CFS(慢性疲労症候群)

ME(筋痛性脳脊髄炎)

 

2018年1月現在、世界のスタンダードになっている病名は

ME/CFS(またはCFS/ME)の併記だと私は認識しています。


ME/CFS > CFS > ME > SEID
 

世界で浸透している順番でいうと、こんな感じではないでしょうか。


アメリカのIOMで新病名SEIDが提案されてから

早いもので、もうじき3年経ちますが、

CDCもME/CFSのままですね。

 

 

私は、CFSという病名に賛成ではないけれど、

MEという病名にも賛成していない立場です。

 

SEID(全身性労作不耐病)のほうがまだマシですが、

近い将来、より適切な病名になると思っています。

 

 

さて、『MEと呼ばれている』と紹介されることが多い

イギリス政府のホームページでもME/CFS併記です。

 

むしろ、CFSが前にでてます。

CFSがメインで、MEは副ですね。

NICE 国立医療技術評価機構(イギリス)
 

和訳)このガイドラインは、筋痛性脳脊髄炎(ME)としても知られている

慢性疲労症候群(CFS)の診断と管理を対象としています。

 

CFS / MEを持つ人々の生活の質を向上させることを目指しています。

 

 

 

NHS イギリス国民保健サービス(保健省の所轄)

 

慢性疲労症候群(CFS/ME)

 

和訳)CFSは、筋痛性脳脊髄炎を意味するMEとしても知られている。

病名についていくつかの議論がありますが、このページではCFS / MEと呼びます。

 

 

 

イギリスのテレビで ME(筋痛性脳脊髄炎)が嘲笑されるシーン。

自分がなってみろ!! と言いたくなりますね(;´・ω・)

 

 

この方は、イギリスのコメディアンで

Time誌の世界で最も影響力のある100人にも選ばれたことがあるそう。

 

俳優、映画や音楽など幅広く活躍していて

チャリティー活動もしているようです。

 

悪気はなかったのだ、と思いたい・・・!

 

 

 

そして、ドイツの2014年のテレビ報道。

マーク雅子さんが、ブログで解説してくださっています。

 

ドイツのテレビ番組:ME/CFSに苦しむ二人の姉妹のお話

 

 

ドイツでも慢性疲労症候群(CFS)と呼ばれていて、

国内に30万人前後の患者がいるのではないかと推測されています。

ドイツの人口は約8000万人なので、0.3~0.4%の罹患率ですね。

 

完治する割合は、6%前後 

 

 

 

これは昨年のドイツのニュース。

CFSと呼ばれています。

 

CFSとわかるまでに、いくつもの診断を経た患者の苦労も同じですね。

 

エネルギー生産ができない、エネルギー代謝がおかしい

おそらく自己免疫に異常があるのではと考える研究者の話や

ノルウェーのリツキシマブの研究にも触れています。

 

 

 

 

 

日本でもついに、ME/CFSのドキュメンタリー映画が製作されたそうです。

製作スタッフの方、協力した患者・家族・関係者の皆様に敬意を表します。

 

ただ、製作費カンパ用の映像の一部に、

誤解を与えかねない表現があり、気になりました。

 

国際的な病名は 筋痛性脳脊髄炎(ME)

日本での病名は 慢性疲労症候群(CFS)

 

これは、正確な情報とは言えないと感じましたので

有原監督に問い合わせましたところ、賛同を得ました。

理事会で協議しますとのことでした。

 

 

 

正しい情報と、患者の実態を広く知ってもらう、

貴重な映像になることを期待しています。

 

 

1週間ぐらいかけて、整理しました。

まためまい~~そして、頭が割れそう~~(>_<)

 

 

静岡県で主催してくださる医療講演会、もうすぐですビックリマーク

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