卵問題:補足2:オカメのお迎え・挿し餌時の体重 | おきらくごくらくを目指そう!

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慢性疲労症候群(CFS)?な日々

ここでは、オカメインコの産卵関連問題を中心に記しているので、オカメインコのヒナに対する給餌方法等については論じない。

ヒナの時期の情報が、成熟してからの個体の健康管理に関わると思う部分があるので、それについて記す。


オカメインコを飼育したことがある人なら何らかの形で痛感していると思われるが、オカメインコは非常にデリケートな所がある。

「オカメパニック」という言葉を普通に使うくらい、恐がりだったりするところがある。

成鳥になってからも、お留守番中はエサを食べなかったとか、ちょっとした何かに驚いてケージ内で翼を怪我してしまったとか、そういうことが起きることもめずらしくない。


そんなオカメインコ、ヒナの時に親と別れ、新しいお家で家族としてなじむまでには、非常に試練の時である。


ペットショップ店頭に来るヒナたちは、親から分けられ、問屋さんを通し、店頭。そして、飼い主さんのもとへ。

多くの場合、ペットショップでしばらく時を過ごしているだろう。

繁殖をしているお家から直接お迎えしたときは、基本的には1回だけの環境変化である。


このとき、環境の大きく変わったヒナは、恐がり、とまどい、食欲が落ちることが多い。

でも、ペットショップでは、1羽のヒナに何十分、何時間もかけて給餌できないことも多く、結果、ヒナは十分にエサを食べられず、体重が減る。


ペットショップによっては、インコ系のヒナ数種(同居鳥はセキセイ・lovebirdなどが多い。普通はオカメより体サイズ小さい)が1つのケースに入れられていることも多い。

多くのインコのヒナは、一腹の兄弟姉妹はバラバラに産まれるので、兄弟間で日齢差が生じる。

野生の巣の中では、若いヒナが兄姉にエサをねだって、兄姉からエサをもらうこともある。

ペットショップの環境は、時に、オカメインコのヒナにとって困ったことになる。


つまり、体サイズの大きな、でも実は日齢の若いオカメのヒナ、体は小さいけれど日齢の大きなヒナにエサをねだられ、あげてしまう。

ただでさえ十分にエサが食べられていないことの多いオカメヒナ、ますます栄養不足になってしまう。


ペットショップにて、あまりにもヨレヨレになっていて可愛そうだったオカメヒナをお迎えした方も結構いると思う。

病気でない子でも、こうやって体重が減っているのである。


お迎えしたときも同様。

やっぱり、環境が変わって、ハンストやストレスで食べられなくて体重が減りがちである。

同じ事は多種の鳥でもいえるけれど、オカメインコはこの影響が顕著だと思う。


対応策としては、お迎え前と同じエサを与えること(割とヒナは味を解っている)、おさじなどが同じ色だったりするのが望ましい。

そして、根気よくエサを与えること。

状況に合わせて、強制給餌も選択。

その程度しかない。


ここで、将来への情報となることは体重である。

日本のオカメインコの標準体重は80~100gとなっている。

アメリカのオカメインコは、100~120gと少し大きい。

(緯度が高くなると、一腹の卵数が減り、体サイズが大きくなるという噂があるので、その影響?)

標準といっても、健康体重が80gを切る子もいるし、100gを超える子もいて、当然個体差はある。


そして、お迎えしたヒナ。

4週齢とか5週齢とかになっているのに、60gとかそれ以下とか、非常に軽い子がいる。

これは、明らかに栄養不足である。

もしかしたら、親と別れたときから20~30gも体重が減ってしまっているかもしれない。

(ここでは、病気のケースは敢えて触れていない。)


その子がその時点で栄養不足であった事実などは、仕方のないことである。

将来に向けて大事にして欲しいのは、その時の、その子の体重である。


栄養不足は残念なことだが、その体重は、その子がその体重で頑張れた証である。

将来、病気になって体重が減ってしまったとき、その体重がその子の頑張れる体重の目安となる可能性がある。

だから、その事実は大事に記録しておいて欲しい。


お迎えしたときの体重変化も同様。

お迎えして1日目に、5gとか体重が減ることだってある。

子供の頃と成鳥になってからでは代謝は違うけれど、食欲や体重変化の目安になるので、できれば覚えておくと良い。


それから、若いときに体重がたくさん減っていた・変動していたという事実があるなら、成鳥になって病気になったとき、体重減少経験のない子よりも体重減少が顕著になる場合がある。

そして、体重減少が非常に堪える場合、逆に体重減少に割と強い場合と、極端なケースに別れる可能性がある。


このことは、事態が生じないとどういう展開になるかは解らないが、その子の様子を、こういった考えを頭において観察・対応することで、回復の助けになることは多いと思う。


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