- 観ました、マイケル・ムーアのSiCKO(シッコ)。
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アメリカの保険制度の考え方の影に、未だ共産主義に対する強い嫌悪感・不安感があるんだなぁ。
日本の保険制度はアメリカタイプ方向へ行こうとしてるのかなぁ。
遠い昔に習った、イギリスの「ゆりかごから墓場まで」は、こういうことだったのか。
いろいろ、ためになったり考えさせられたりした。
でも、なによりも自分がびっくりしたのは、映画を観ていて、すごく自然に「フランスに住みたい」と思ったこと。
ヨーロッパの中ではドイツが一番のお気に入り。
北欧のいくつかの国も結構好き。
でも、フランスのことはよく知らないし、特に良いイメージもないし、好きなのは「星の王子様」くらい。
パリの空港に飛行機乗り換えのために立ち寄ったときも、スペインからドイツへ向かう電車がフランスと通過したときも、ただ通り過ぎることを特に残念に思うこともなく。
それなのに、ほんのちょっと映画を観ただけで、住みたいと思うなんて。
フランスの社会保障制度が整っていて、安心できる環境にあることは事実だろう。
でも、それ以上に、現状の自分の状態に不安があるのだろう、きっと。
医療費負担が重くなったらどうなっちゃうんだろう?
もし、仕事ができなくなったら生活はどうなる?
現在は、周りの理解があって、なんとか仕事に関わっている。
でも、本来必要な仕事量・内容は遠い。
これが、自分の自信のなさも、不安感もあおる。
フランスのような社会制度の国に住んでいたら、こういった焦りや不安はないかも、って思ったのかも。
他方、どの病気がいけないのか曖昧な状態でもなんとかしてくれる国なんだろうかと思ったり。
結局、今一番欲しいのは、動じない強い心なんだろうな。
今の私に必要で足りないと、無意識に思っていたものだ、きっと。
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