1年間の休職(療養休暇の3か月を含む)期間を終えました。
4月からの復帰を目標にしてきましたが間に合いませんでした。
書類を取り揃えて再度、休職の申請をしました。
まずは6月末までの休職が決定しました。
9月末までの休職予定ですが7月以降は完全無給となります。
これまで傷病手当に助けられてきましたが、
ついにここまで来てしまったかと実感しています。
今回はお金の話です。
(1)お金のこと
性分だと思いますが、昔からあるだけ使ってしまうようなタイプではありませんでした。
就職してからもそれは変わらず。
車やギャンブルにも興味がなく、趣味も読書やゲームなどお金のかからないものばかり。
職場に居る時間が長いので使う暇もないような状態でした。
そのためお金については知らぬ間に貯まっているものという認識で、
感覚は随分とずれていたと思います。
(2)時間をお金で買う生活
こと支出に関してはザルの部分が目立っていました。
大学時代は料理が趣味で就職してからもしばらくは弁当を作っていました。
それも多忙のために、すぐにコンビニ生活になりました。
朝と帰りの一日2回利用が平均。
割高の部分も「買い出し・作る・片づける」の時間カットのための必要経費とみていました。
冷蔵庫ですら処分しようと考えていたほどでした。
(3)見えない支出を見直さない
支出のなかには毎月口座から引き落としされるものが多くあります。
通帳記入の習慣もなかったので、どんな名目で引き落としされているのか把握していませんでした。
病気になって改めて見直してみると気づかなかったことが山盛り。
まずは水道料金。
水道は単純に使った分を支払っている認識でした。
それが上水道と下水道の料金に分かれていることを初めて知りました。
汲む水だけでなく流す水にもお金がかかるんです。(私にとっては驚きの事実でした。)
お湯が出始めるまでただ流していた水も風呂の残り湯も、両方の料金が請求されます。
いかに無駄にしていたかを実感しました。
それ以外は通信費や保険料です。
スマホ契約の際に無駄につけられるオプション。
1か月の無料期間を待たずすぐさま解約していましたが、
インストールもしておらずID登録もしていないアプリの料金が継続引き落としされていました。
そもそもインストールしてないのでデスクトップ上に表示されません。
1年以上全く気づけませんでした。
自動車保険も同僚が事故を起こした時期に契約更新があり、
不安のため車両保険をつけていました。
それからも6~7年が経過していましたが見直すこともなくそのままの契約に。
車両の価値もほとんど残っていないのに保険料を払い続けていました。
そもそも再購入できる貯蓄があるなら車両保険は不要ということも知りませんでした。
(4)病気になって変化したこと
以上のような金銭感覚でしたが闘病にはお金がかかります。
病気になって立ち止まる時間を得て見直すことができました。
食事は自炊が中心。
買い物もスーパーマーケットで。
水光熱費や通信費などの無駄をなくし、
保険契約も見直して自分の生活に合ったものに変更しました。
すると不思議なことに「本当に欲しいものは何か」をよく吟味するようになりました。
これまではただの通帳に刻印された数字でしかなかったものが、
意味のある生きた「お金」に変わった気がします。
これまでの治療期間に多くの金額を費やしました。
身体は壊れてしまうとなかなか元に戻りません。
健康な時こそお金の価値を忘れてしまうものだと思います。
本当に欲しいものを得るためにも、家計の見直しをおすすめします。