草サッカーチームの監督をやっていて思うのは、
試合に勝つことよりも、選手の成長を実感したときが一番嬉しいということだ。
社会人ともなれば、テクニックやフィジカルのみならず、自身のサッカー観も
ほぼ固まっており、それなりのプライドを持って入部してくる人間も多い。
余裕がなくなると大人のベールで隠していたはずの人間性だって垣間見えてくる。
この数年間チームを見て思ったのは、
人として成長すると、サッカーもうまくなるということ。
メールの返信を早くしたり、遅刻せずに集まったり、忘れ物をしなかったり、
ちゃんと朝飯くってきたり、協会の人にちゃんと挨拶したり、アップを手を抜かずにいったり、
服装をきちんとしたり、平日や前日を健康的に過ごしたり、人の話をよく聞いたり・・・
サッカーの基本よりも、人としての基本が出来ている人間は、
この後に及んで成長しているし、少なくとも老いには目いっぱい逆らっている。
何かにかけている人間は、プレーもどこか欠けてるし、態度や言動に出たりもする。
が、それは仕方ない。自分だって過去そうだったし、今も未熟な部分はあるが、
譲れない部分だって譲ってきた自負はある。
チームに迷惑をかけない範疇で修正していけばいいのだ。
選手である以上、監督に認められなければ出場のチャンスは得られないので、
こちらがぶれずに、しっかりと筋を通していれば、選手たちも信頼してくれるだろうし、
成長だってしてくれるだろう。フォーメーションにしろ、采配にしろ、戦い方にしろ、
自分なりに色々考えた結果であることをわかってもらえれば、受け入れてくれるはずだ。
恩師である石橋監督が選手の「素直さ」「元気さ」にこだわっていた理由が
本当に最近わかりはじめてきた。