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日曜日ブログ担当の小山です。

 

 

 約40年くらい前の幼稚園生の頃に起きた恐ろしい出来事をいまでも覚えております。当時は怖い夢を見たと思っていたのですが、果たして本当に夢だったのかどうか・・・

 

 

 当時、2K間取りの社宅のようなところに住んでおり、玄関を上がるとすぐにキッチンがあり、その距離2mくらいでとても狭い家だったのですが、ある日それが夢の中なのか現実なのか今となってはわからないのですが、玄関からキッチンまでの距離が異常に長く感じて、例えるならボウリング場のレーンくらいの距離に突然感じました。自分の家というのは間違いないのだけれどなのに何かおかしい・・・と思いながらふと見るとそこに母親が!!でもやはり母親も何かおかしい・・・。黒目が異様に小さく感じるのですが、顔が大きく感じて良くわからない感覚に襲われ、ふと『自分の母親は宇宙人に乗っ取られた』『この母親は偽物だ』と強く感じ、しばらく怖くて家族みなを信じられない状態が続いたのをいまでも覚えております。顔の大きさとアンバランスな異様に小さく見える黒目の奥に異様な冷たさを感じ、まるで作り物のように見えるその不自然な笑顔(そう感じた)を約40年経っても覚えているくらいなので相当恐ろしかったんだと思います。

 

 

 それから月日も流れ、ずーっと怖い夢を見たんだと思っておりました。夢だと思いたかったのかもしれません。ただこの話はほとんど誰にも話したことがなく自分の中で忘れることもできずモヤモヤしていたのですが、なんと昨年この現象の謎が約40年の時を経て解けました。

 

 毎週見ている『世界仰天ニュース』でこの現象が取り上げられました。というかこの現象に名前があったなんて・・・

 

 『不思議の国のアリス症候群』という名前みたいです。

 

 子供がなりやすい症状でその原因は不明のようですが、まさか自分が体験していたことが症状として存在していたことに驚くのと、夢ではなかったんだという事がわかって、長い間モヤモヤしていたものが原因はわからずとも何かすっきりした感じがして食い入るように見てしまいました。

 その時は親にも怖くて相談できなかったので(何故かというとこの母親は偽物かもしれないと本気で思い込んでいたからです)、でも誰かに話していれば何か違ったのかな・・・ただ当時この症状は知られていなかったはずだし・・・なんて考えながら、でもとにかく知れたという事が凄くよかった。昨年一番スッキリした瞬間でした!!

 『世界仰天ニュース』は侮れない・・・毎週欠かさず見ていてよかった!!

 

 

 

 

 

 

【不思議の国のアリス症候群】

 知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群である。 この症候群の名前は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで、1955年にイギリスの精神科医トッドにより名付けられた。

 

 典型的な症状は、眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり、ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。 例えば、子供が自分の母親が自分より小さくなったように感じたり、蚊が数十 cm もあるように見えたりする。 自分の体は逆にそれぞれ大きく、または小さくなったように思うこともある。 外界が小さく感じられるものを小視症、大きく感じられるものを大視症、ひずんで感じられるものを変視症と呼ぶ場合もあるが、これらの呼称は眼底疾患など視覚そのもの障害による症状においても用いられている。

 この症状にはさまざまなバリエーションがある。対象や位置が限定されており、例えば、人の顔以外を見たときにのみこの現象が現れたり、視野の右半分だけが 2 倍の大きさになったように感じたり、テレビに全身が映った人物の顔と体の比率が歪み、何頭身であるかを認識できなくなったりする。 大きさだけでなく色覚についても異常が起こることもあり、例えば自分の母親が緑色に見えたりする。また、この現象は視覚だけでなく時間の感覚に関して類似した現象が起こることもあり、時間の進み方が速くなったり遅くなったりしたように感じる人もいる。 空中を浮遊するような感覚も特徴とし、現実感の喪失や離人症状も現れることがある。 現象は数分で終わることが多いが、何日も継続する場合もある。

 この症状は、ヘルペスウイルス科の一種のエプスタイン・バール (EB) ウイルスの初期感染で引き起こされた中枢神経系の炎症での報告が多い。 EBウイルスは、日本では子供のころにほとんどの人が感染するもので、おそらくこのために、子供のころ一過性のこの症状を体験した人は比較的多い。 大人になっても不思議の国のアリス症候群を定常的にもつ人の多くは偏頭痛をもっている。 また、他のウイルスによる脳炎、てんかん、統合失調症の患者からも報告されることがある。さらにある種の向精神薬によってもこの症状が現れることがある。またまれにうつ病の前触れとなったという報告もある。ルイス・キャロルは偏頭痛に悩んでいたことが知られており、彼自身がこの症状をはじめとする作品内のエピソードを体験していたかもしれないとする推測がある。

 このような症状がどのようにして起こるのかはまったく不明である。 症候群自体の認識が薄いこともあり、報告は多くない。 EBウイルスに罹患した患者において、限定された画像法でのみ短期間で一過性の大脳皮質の広範囲の変異が認められたという報告があるが、限局した病巣を認めるような報告はなく、脳の広い範囲が関わっているものと示唆される。

 

                                        Wikipedia より

 

 

 

 

 


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