先日、PCB(ポリ塩化ビフェニル)処理に関する説明会に参加してきた宮内がお送りする、本日の青建ブログ‼️


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写真の通り、電気設備の安定器や変圧器に使用されている可能性のあるPCBの処理期限が迫っています。


そもそもPCBとはなんぞや?って方も多いと思いますが、外見上は油のようなもので、「カネミ油症事件」の原因物質(詳細はググって下さいえー)で非常に毒性が強く、しかも処理がものすごく難しいという特性を持つ、非常に厄介な物質です。


熱に分解しにくく不燃性が高く、電気絶縁性が高いことで、昭和47年7月以前製造の変圧器や安定器に使用されてましたが、カネミ油症事件の問題で同年8月以降製造のものには含まれておりません。

以前CFネッツ所有の物件でPCBを含んだトランス(変圧器)があって、含有検査までは行っていたことがありました。これは建物のキュービクル内にあるものなので、昭和47年以前の建物でキュービクルがある物件は確認したから大丈夫‼️…などと思ってましたが、説明会に行って1番びっくりしたのは

変圧器よりも、古い施設用照明器具に付属した安定器の方が、圧倒的に目につきにくく、隠れ見落としPCBとして放置されているという事でしたガーン

特に写真左の逆富士型照明器具。安定器は逆富士型の「反射板」の内部に隠されており、安定器の存在自体を知らない方も多いと思われます。


このPCB、所有することで何が厄介か?

1.期限内に処理しないと処理できなくなり、永遠に(今のところ)所有保管しないといけない

2.正規の手続きを踏まえない処理をすると、犯罪行為として罰則が発生する

…なかなか無理筋なことを言われてます。そのために今は含有検査をするにしても、処理をするにしても補助金が出るので、所有されている方は必ず期間内に処理して欲しいと思ってます。


ただ、またちょっと面倒な話がありまして、「含有検査」ってのは

おそらくPCBが含まれている

という前提が必要なんですガーン だって、含有検査の申請書類にかなりの情報を書き込まないといけないんですものショボーン 含有検査は「含まれているかどうかの検査」ではなく、「どれくらい含まれているか」を調べる検査ということなんです。

つまり、含まれているかどうかまでは、それぞれが自分達で調べないといけません(調べ方は色んなサイトに出ています…が、超絶面倒くさいです)


PCBはキュービクル内や古い施設用照明器具だけでなく、古い工場で使っていた水銀灯のそばにあった安定器や、街灯のポールの中の安定器など、普段は隠れてて見えない場所にある可能性があります。

こんなとこなど、照明器具そのものは新しくても、取り外すのが面倒だからと安定器のみが残されている場合があり、またこのようなケースが見落としPCBとして未処理で残っている場合が多いらしいです。

基本的にリフォーム・改修工事が担当ですが、先日第二種電気工事士の資格を取得しました。PCBに関するご相談がありましたら、南青山建築工房の宮内までお気軽にお問い合わせくださいませウインク


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