リフォーム・建築ランキング

 

 

日曜日ブログ担当の小山です

 

 劇場で『キングダム』早速見てきました。このブログではちょっとネタバレしている箇所がありますので、原作を知らなくて、劇場に見に行く予定がある方はご注意を。

 

 

 原作が大好きで、原作を何周もしている私の率直な感想としては・・・

 

凄く面白い!!期待を裏切らない完成度!!

 

 原作にはかなり忠実で、アクションは全体を通してすごくカッコイイ!!

原作を見ていない人が見てもかなり楽しめるとは思いますが、原作を知らないと若干キャラや言動などに大げさ感や違和感を覚えてしまうかもしれません。ただどのキャラもかなり原作に寄せてきているので、原作を知っていると本当に素直に楽しめます。

 

 序盤の漂が亡くなるところあたりは、話を知っているのになんかウルッときちゃいます。

 

 個人的に一番カッコよかったシーンは王騎(大沢たかお)の矛の一振り!一振りで数人を弾き飛ばす様はまさに圧巻。ただ王騎の戦闘シーンはこの一振りだけなのでもっと見たくてたまらなくなります。そして映画ならではの改変ですが、最後の最後のシーンで王騎から『童信』という言葉がこの王弟編で聞けてしまう。本当に次回作制作に期待です!

 今回の実写化で一番心配していた王騎に関しては大沢たかおで正解だという印象です。もう少し体を大きく見せる演出が欲しいという気もしましたが、それでも見事に演じていて、さすがに『ココココココココ』はなかったですが『ンフー』は何度かありました。原作では王弟編あたりまでだと王騎はかなり得体が知れないキャラでしたが、みごとにその得体のしれない妖艶な雰囲気を演じてたと思います。大沢たかおはおそらく原作をかなり読み込んでいるんじゃないでしょうか。顔は全然違うのに王騎そのもの。

 

  

 

 吉沢亮は嬴政と漂を見事に演じ分けていて全く別人の印象です。嬴政ははまり役ですね。でも好きなのは漂を演じてる吉沢亮かな。信(山崎賢人)もいろいろ言われてますが、個人的にはすごくよかった。特にがむしゃらに突き進むアクションシーンは最高です。原作の信も山崎賢人もとにかく熱い。最初から最後までずーと熱い。そして原作の通り『誰よりも高く翔ぶ』をみごとに表現してます。

 

  

 

 そしてなんといっても揚端和(長澤まさみ)が抜群の存在感で、王宮での戦闘シーンはほんとに美しくて力強く、まさに山界の死王!!。これがダー子と同一人物だなんて(笑)。ちなみに映画の始まる前に来月公開のコンフィデンスマンJPの予告が流れてましたが違いすぎて笑えます。楊端和はもう少し見せ場があってもよかった気もする。もっと見たかったー。

 

  

 

 話は本当に原作に忠実ではありますが、1本の映画としても純粋に面白いです。ただ原作で王弟編(1巻から5巻)から先にもっと面白くドラマティックで壮大な話や、本作出演キャラに負けず劣らない超絶魅力的なキャラが登場することなどを良く知っているがゆえに、贅沢ではありますが今回の映画だけでは物足りなくなります。この時点では王騎はまだその本当のすごさがわからないし、謄や壁など(特に謄の良さが全く出ていない。原作でもこのころは全く活躍していないので仕方がないですが・・・)はまだ活躍させてもらえない。続編がたまらなく見たくなります(映画だと信と壁の絡みがなかったけど、ちょっとは見たかったかな)。

 

 本筋からは外れますが意外とムタとの戦闘シーンがよくて、ムタに関しては圧倒的に実写の方が良いですね。

 

 今回の実写版は本当にスケールが大きくて面白く期待以上でしたが、そんな中でもあえてもう少し『こうだったら・・・』とか、『これどうなの?・・・』とかの箇所を上げるとすると・・・シーンが変わるときに画面がスライドしていく演出がちょっとイラつくので次回作ではやめてほしいとか、あとは信・嬴政・河了貂の3人の絡みがもう少し丁寧に描かれていればいいのに・・・とか思ってしまったり、バジオウも活躍させてほしかったとか・・・まあそれは制限時間的に無理だったと思うので致し方ないです。

 

 でもこのくらいです。本当に映画としてよかった。

 

 今回映画館に行った際に意外だなと思ったのは、来場者の年齢層が高いという事でした。結構50代60代風の人たちもいてビックリです。原作を見ている雰囲気はないように見えるけど、この年代の人たちが取り込めるのならば大ヒットしちゃうかも。大ヒットしないと続編が見れないので是非大ヒットしてほしいと切に願います。

 

  

 

 映画公開中に『続編決定!!』とかにならないだろうか。次回作があるなら楊端和がおあずけの代わりにいよいよ羌瘣登場ですね。初陣編を駆け足で見せてから馬陽攻防編の王騎の死あたりまでを2作目、3作目に分けて是非ともやってほしい。瀕死の王騎の馬に信が一緒に乗って戦場を離れていくあのシーンでの『将軍が見る景色』あたりとか実写だときっとスローの無音で演出ですかね。映像化出来たならもう鳥肌もの。そして4作目でいよいよ合従軍編ですかね。これを実写化出来たらほんとに最高。あの山の民が駆けつけてくれるシーンが実写になったら号泣するかも。王弟編以降登場キャラが渋滞しまくりますが、それはそれで20世紀少年みたいにちょい役でいろんな人に出てもらいたい。

 

 しかし吉沢亮は画面に映っているだけで美しい。役柄の通り若き大王の風格でした。

GWにもう一回観てきます。

 

 

 


リフォーム・建築ランキング