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「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

アルマ56:47

彼らはまだ一度も戦ったことがありませんでしたが、死を恐れませんでした。そして彼らは、自分の命よりも父親たちの自由のことを考えていました。彼らは母親から、疑わなければ神が救ってくださると教わっていたのです。

 

「備えていれば恐れることはない」2004年10月、トーマス・S・モンソン、大管長会

女性の役割はたぐいまれなものです。有名なアメリカの随筆家であり,小説家,歴史家であるワシントン・アービングは次のように述べています。「この世界には悲しむ人に同情してその人以上に深い悲しみを感じる人がいる。ほかの人の喜びを自らの喜び以上に喜ぶ人がいる。ほかの人の名誉を自らの名誉以上に喜ぶ人がいる。ほかの人の卓越した行いを自らの誉れとせずに喜びとする人がいる。ほかの人の弱さを自らの弱さ以上に誠実に隠す人がいる。ほかの人への優しさと愛情と献身の中で自らのことを完全に忘れ去る人がいる。それは女性である。」

 

ゴードン・B・ヒンクレー大管長は次のように語っています。「神は女性の心に神聖なものを植え付けておられ,それは静かな強さ,気品,平安,慈しみ,徳,真理,愛として表れます。そしてこれらの際立った特質のすべてが最も純粋な形で十分に表れるのが,母親としての務めにおいてなのです。」(Teachings of Gordon B. Hinckley(1997年),387)

 

母親であることが容易な役割であったことは一度もありません。世界最古の書物はわたしたちに母親の教えを捨てないように勧告し,愚かな子供は母親の悲しみとなると教え,年老いた母親を軽んじてはならないと警告しています。箴言1:810:123:22参照)

 

また聖文は,母親から学ぶ事柄はわたしたちの価値観の中核を成すことを思い起こさせてくれます。その一例がヒラマンの2,000人の若い息子たちであり勇士たちです。「彼らは母親から,疑わなければ神が救ってくださると教わってい」ました。アルマ56:47そして神は,ほんとうに救ってくださいました。

 

 

 

 

聖句とそれを引用した預言者たちの言葉2024年版(BOX)

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

アルマ53:20-21

彼らは皆、青年であって、非常に勇敢であり、体力と活力がみなぎっていた。しかも見よ、それだけではなく、彼らは託されたことは何であろうと、いつでも誠実に果たす者たちであった。

まことに彼らは神の戒めを守り、神の前をまっすぐに歩むように教えられていたので、誠実でまじめな者たちであった。

 

「強く,また雄々しくあれ」2014年4月、トーマス・S・モンソン大管長

末日聖徒であり,有名なアメリカNCAAのバスケットボール選手であるジャバリ・パーカーは,アメリカ全国版の雑誌のインタビューで,父親から受けた最高の助言は何かという質問についてこう答えました。「〔父は〕明るいところにいても,暗いところにいても,全く同じ人物でありなさいと言いました。」(ジャバリ・パーカー,“10 Questions,” Time,2014年3月17日, 76.)兄弟の皆さん,これはわたしたちすべてにとって大切な助言です。

 

聖文は,わたしたち一人一人が今日必要とする勇気の模範に満ちています。預言者ダニエルは,祈ったら殺すと脅されたときでさえ,祈る勇気を示し,正しいと知っていることを擁護するために非常に大きな勇気を示しました。ダニエル6章 参照)

 

アビナダイも勇気ある人でした。彼は,真理を否定するよりもむしろ喜んで自分の命を差し出しました。モーサヤ11:2017:20参照)

 

ヒラマンに従った二千人の青年たちの模範には誰もが鼓舞されるでしょう。彼らは,純潔で聖くあるように教えた親の教えに従うために必要な勇気について教え,その模範を示しました。アルマ53:20-2156参照)

 

おそらく,これらの聖文の話は,モロナイの模範で締めくくることができるでしょう。モロナイも最後まで義を守る勇気を持っていました。モロナイ1-10章参照)

 

 

 

 

聖句とそれを引用した預言者たちの言葉2024年版(BOX)

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

アルマ53:20

彼らは皆、青年であって、非常に勇敢であり、体力と活力がみなぎっていた。しかも見よ、それだけではなく、彼らは託されたことは何であろうと、いつでも誠実に果たす者たちであった。

 

「今日」2022年10月、ロナルド・A・ラズバンド、十二使徒定員会

愛する兄弟姉妹,モルモン書では,勧告や約束,教えに注意を向けさせるために,「今日」ヤコブ2:2-3モーサヤ2:14,305:7アルマ7:15など)という言葉が繰り返し用いられます。ベニヤミン王は最後の説教の中で,民を次のように諭しました。「今日わたしが語る言葉を聞〔きなさい〕……耳を開いて聞き,胸を開いて理解し,また心を開いて,神の奥義があなたがたの心に明らかにされるようにしなさい。」モーサヤ2:9総大会はこれに似た場です。わたしたちは「今日」語られる勧告を聞き,主と主の福音に「いつでも誠実」アルマ53:20であれるよう,この場に来ました。わたしが「今日」強く感じているのは,ジョセフ・スミスが「この世で最も正確な書物」 と呼んだモルモン書に対する決意を新たにすることの重要性です。

 

※『歴代大管長の教え—ジョセフ・スミス』(2007),64預言者ジョセフ・スミスが1841年11月28日に十二使徒との評議会にて語った全文「わたしは兄弟たちに言った。モルモン書はこの世で最も正確な書物であり,わたしたちの宗教のかなめ石である。そして,人はその教えを守ることにより,ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる。」「正確な」という言葉の重要な参照としては,モルモン書の翻訳の過程で受けた啓示と,「分かりやすくて貴い」(1ニーファイ13:40参照)福音の真理をほかのどの書物よりもよく確立している,モルモン書で教えられている教義による。

 

 

 

聖句とそれを引用した預言者たちの言葉2024年版(BOX)