彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった。
「子孫の心は向かうであろう」2011年10月、デビッド・A・ベドナー、十二使徒定員会
エリヤは,数々の力強い奇跡を行った旧約聖書の預言者です。彼が天を閉じると,古代イスラエルには3年半雨が降りませんでした。彼の言葉により,やもめの粉と油はどんどん増えました。男の子を死からよみがえらせました。また,バアルの預言者たちとの対決の際に呼ばわると天から火が下りました(列王上17-18章参照)。エリヤは地上での務めを終えたとき,「つむじ風に乗って天に」のぼり(列王下2:11),身を変えられて天に移されました。
「わたしたちは,エリヤがメルキゼデク神権の結び固めの力を持っていた預言者であり,またイエス・キリスト以前の時代にこの力を持っていた最後の預言者であることを末日の啓示から知っています。」(Bible Dictionary,「エリヤ」の項)預言者ジョセフ・スミスはこう説明しています。「エリヤの霊と力と召しとは,すなわち皆さんには……鍵を持つ力があるということです。それは,メルキゼデク神権……のすべてにかかわるもので〔あり〕,神の王国に属するすべての儀式を受け……るためのものです。」(『歴代大管長の教え-ジョセフ・スミス』311,強調付加)この神聖な結び固めの権能は,神権の儀式が地上でも天でも有効となり,つながれるために必須のものです。
エリヤは変貌の山にモーセとともに現れ(マタイ17:3参照),ペテロとヤコブとヨハネにこの権能を授けました。エリヤは再びモーセやそのほかの使者とともに1836年4月3日にカートランド神殿に現れ,その同じ鍵をジョセフ・スミスとオリバー・カウドリに授けました。
聖文にあるように,預言者エリヤはジョセフとオリバーの前に立ってこう語りました。
「『見よ,マラキの口を通して語られた時がまさに来た。』マラキとは,主の大いなる恐るべき日が来る前に彼〔エリヤ〕が遣わされ,
先祖の心を子孫に,子孫の心を先祖に向けさせ,全地がのろいをもって打たれることのないようにする,と証した人である。
『それゆえ,この神権時代の鍵はあなたがたの手にゆだねられている。これによってあなたがたは,主の大いなる恐るべき日が近く,まさに戸口にあるのを知ることができる。』」(教義と聖約110:14-16)
エリヤが結び固めの権能を1836年に回復したことは,世界を救い主の再臨に備えるために必要でした。その結果,家族歴史の探求に対する関心が世界中で非常に高まりました。
