イエスは言われた、「手をすきにかけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくないものである」。
「最も大いなる資産」2021年10月、ジェフリー・R・ホランド、十二使徒定員会
この総大会のすべての話者は,キリストがこの金持ちの青年に語られたことを,それぞれの言葉で次のように述べることでしょう。「救い主のもとに来てください。完全に,真心から来てください。どれほど重くとも,自分の十字架を負って主に従うのです。」(マルコ10:21参照)彼らがそう述べるのは,神の王国では,中途半端や,途中棄権や,後戻りなどはないということを知っているからです。人々がまず,亡くなった親を埋葬しに行かせてください,あるいはまず家族に別れを告げに行かせてください,と願ったとき,イエスは,厳しくはっきりとこう答えられました。「〔ほかの人〕に任せておくがよい。」「手をすきにかけてから,うしろを見る者は,神の国にふさわしくないものである。」(ルカ9:62参照)困難なことや,自分の望みとは反対のことを求められたときには,キリストの大義に対する忠誠が,人生で最も尊い献身であることを思い出してください。イザヤは,「金を出さずに,ただで」(イザヤ55:1)それを得られると約束しましたが,わたしたちには,T・S・エリオットの言葉にあるように,「すべて」を差し出す覚悟が必要です。(“Little Gidding,” in T. S. Eliot: Collected Poems, 1909–1962 (1963), 209.)