シオンの地とそのステークに集合することが、防御のためとなり、また嵐と激しい怒りが全地にありのままに注がれるときに、その避け所となるためである。
「万事がわたしたちの益となるように」2024年4月、ゲレット・W・ゴング、十二使徒定員会
世界中の教会では,約3,500のステークや地方部,そして約30,000のワードや支部が,安全と安らぎを提供しています。(教義と聖約115:6参照)ステークやワードの多くの信仰深い家族や個人が,(まだどのような方法かは知らぬまま)物事がわたしたちの益となるように,信仰を働かせ,困難な課題に立ち向かっています。
イギリスのハダースフィールドでは,サムエル・ブリッジストック兄弟が新しいステーク会長として召される直前に,ステージ4のがんと診断されました。絶望的な診断を受けた彼は,妻のアンナに,面接に行く意味があるのかと尋ねました。
ブリッジストック姉妹は言いました。「ええ,あなたがステーク会長として召されるんですからね。」
当初,余命1,2年と宣告されていたブリッジストック会長は,(今日もこの場にいますが,)現在奉仕4年目を迎えています。良い日もあればつらい日もあります。彼のステークは信仰,奉仕,親切心を増して団結しています。容易なことではないですが,彼の妻と家族は,イエス・キリストの回復する贖罪が永遠の喜びになると信じ,信仰と感謝,そしてこの悲しみをも乗り越えようとともに生きています。(困難に直面したときの信仰は,モルモン書が説明する「神をのろい,死ぬことを願〔う〕」けれども「自分の命を守るために剣で戦おうとした」人々の実存的な苦悩や絶望とは正反対のものです。(モルモン2:14))
わたしたちが静かに,心を開き,敬虔になるとき,主が与えてくださる聖約の麗しさ,目的,安らぎを感じることができるでしょう。神聖な瞬間に,主は永遠の壮大さをわたしたちに垣間見せてくださるかもしれません。日常生活とはその永遠の一部であり,そこでは小さな簡単なことが与え手と受け手の益になるのです。
